「南野陽子の夫、金田充史容疑者らが逮捕」ーーそんな報が舞い込んだのは11月21日のこと。そしてこの逮捕劇に詳しい人物が語ったのは、耳を疑う金と女の物語であった。日本随一のフィクサー・矢島義也氏の元で数多くの危険な人脈に触れ続けてきた竹森郁氏が語る、政界・芸能界の陰部とは。
南野陽子。スケバン刑事の主演で知られる彼女の夫が、静岡県にある社会福祉法人「誠心会」の資金1500万円を横領したとして11月21日、静岡県警に逮捕された。
トップアイドルとしての彼女を知っている世代には激震と言う他ない事件であったが、記者には別の意味で衝撃が走っていた。
この逮捕を、ある人物から予言されていたからである。
デスノートの1ページ目に金田充史氏の名前が
11月16日発売の月刊誌『実話BUNKAタブー』2024年1月号で始まった新連載。「パンドラの箱を開ける男」と題されたその記事は、日本のフィクサーと噂される矢島義也氏の右腕として活躍していた竹森郁氏が、政財界や芸能界のタブーに切り込むスキャンダラスなものである。そして記者はこの竹森氏から、1冊のノートを渡されていた。
「デスノート」と書かれたこのノートには数名の著名人の名前と、その悪行が刻銘に記されている。この1ページ目に書かれている名前こそが、今回逮捕された南野陽子の夫、金田充史氏その人なのである。
そして竹森氏は今年3月、金田氏の一連の不祥事を、事件のあった社会福祉法人を管理する静岡市役所の介護保険担当部署に告発。その不祥事の内容について竹森氏が語った証言をまとめよう。