55本目・『神田川』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載98
55本目・『神田川』かぐや姫の大ヒット曲の映画化である。この歌詞。もともと作詞担当・喜多條忠さんの体験がもとになっている。リアリティのある歌詞が聞く人々のこころに響いたのである。おもしろい、おもしろくないではない、リアリティというものが人のこころに響くのである。これはいつの世になろうとも変わらないことではなかろうか。余...
54本目・『大怪獣ガメラ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載97
54本目・『大怪獣ガメラ』※前回記事はこちら「『大怪獣ガメラ』その1」「『大怪獣ガメラ』その2」「『大怪獣ガメラ』その3」「『大怪獣ガメラ』その4」「『大怪獣ガメラ』その5」2025年で誕生60年となる大怪獣ガメラ。全身五カ所から火を噴きながら自由に空を飛ぶとか、口から火を吹くとか、なんらかのコミュニケーションを子供た...
54本目・『大怪獣ガメラ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載96
54本目・『大怪獣ガメラ』※前回記事はこちら「『大怪獣ガメラ』その1」「『大怪獣ガメラ』その2」「『大怪獣ガメラ』その3」「『大怪獣ガメラ』その4」来年誕生60周年を迎える大怪獣ガメラ。前回記したようにその道のりは平坦ではなかった。製作会社の倒産もあり、なんとそもそものライバル会社、東宝マークから始まるガメラが誕生(1...
54本目・『大怪獣ガメラ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載95
54本目・『大怪獣ガメラ』※前回記事はこちら「『大怪獣ガメラ』その1」「『大怪獣ガメラ』その2」「『大怪獣ガメラ』その3」今年の11月、ゴジラが誕生70周年を迎えた。70周年を記念して上映や放送やグッズ展開など盛り上がってる。で、ガメラが来年60周年である。ちなみに私はゴジラシリーズには出演しているので(ちゃんとしたオ...
54本目・『大怪獣ガメラ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載94
53本目・『大怪獣ガメラ』※前回記事はこちら「『大怪獣ガメラ』その1」「『大怪獣ガメラ』その2」一回で終わらすつもりだった。なんせ白黒映画である。見たくない人は見たくないだろう。「ふっるー!」「そんな大昔の映画なんて。見ている時間はない」「時代感覚のずれを感じる」「出てくる俳優、誰一人知らない」「白黒の映画なんか見てた...
54本目・『大怪獣ガメラ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載93
53本目・『大怪獣ガメラ』※前回記事はこちら→「『大怪獣ガメラ』その1」今日はハロウィンである。10年ぐらい前、恵比寿と渋谷のあいだで開催されたクラブイベントに出るべく私は深夜、車を走らせていた。明治通りを渋谷から恵比寿方向に向っていたとき、歩道を歩いている異様な人間に目が留まった。あっ! 私は叫んだかもしれない。服が...
54本目・『大怪獣ガメラ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載92
53本目・『大怪獣ガメラ』あーしはDJ。全国の書店で販売中。著者はあーし(私)、杉作J太郎。10年かけて慎重に作った本です。ご一読を。で、あーしが子供の頃、世の中は怪獣ブームだった。起きて怪獣、寝て怪獣、見る夢も怪獣、本買えば怪獣、テレビつけたら怪獣、学校に行くとそこだけ怪獣がいなくてまったくおもしろくなかった。つまら...
53本目・『野性の証明』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載91
53本目・『野性の証明』北村和夫さんがこの映画で演じているのは高倉健さんが演じる保険の外交員、その保険会社の支店長である。北村和夫さんの魅力は「演技の自然さ」だ。役者にはハッキリクッキリ演じまくる人もいる。逆にまったく演じない(ように見える)人もいる。どちらも役者という仕事がすごく好きなんだろうなーと感じる。北村和夫さ...
53本目・『野性の証明』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載90
53本目・『野性の証明』ものすごいオールスター映画である。この映画の三年前に公開された『新幹線大爆破』と似たキャスティングの部分があるが、監督(佐藤純彌さん)とプロデューサー(坂上順さん)が同じである。むかし、坂上順さんに松山の市民会館でお会いした。1985、6年頃だ。薬師丸ひろ子さんのコンサートが市民会館であり、その...
52本目・『現代任侠史』その5:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載89
52本目・『現代任侠史』その5※前回までの記事は以下。「『現代任侠史』その1」「『現代任侠史』その2」「『現代任侠史』その3」「『現代任侠史』その4」台風が直撃していてそれどころではないのだが原稿を書いている。そもそもこの台風は数日前に来ているはずだった。最初の頃の予報ではもうとっくに通りすぎているはずだった。何日か遅...
52本目・『現代任侠史』その4:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載88
52本目・『現代任侠史』その4※前回までの記事は以下。「『現代任侠史』その1」「『現代任侠史』その2」「『現代任侠史』その3」シャイな初デートとなった縁日散策で梶芽衣子さんと高倉健さんを待っていたのは鈴木康弘が露天商のエロ本屋だった。私も縁日や夜市は好きで子供のころからよく行った。知らない町の夜市もたのしいが日頃暮らし...
52本目・『現代任侠史』その3:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載87
52本目・『現代任侠史』その3※前回までの記事は以下。「『現代任侠史』その1」「『現代任侠史』その2」高倉健が店主の寿司屋である。従業員の寿司職人は南利章、田中邦衛、青木卓司。田中邦衛はエロ本が好きである。あと喋ると唾がペッペッと口から飛び出すようで先輩の南利章はかなりキビシク注意している。かわいそうになるぐらいだが酢...
52本目・『現代任侠史』その2:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載86
52本目・『現代任侠史』その2※前回記事「『現代任侠史』その1」はこちら。あれはいまはなき東京現像所だっただろうか。スタッフ、出演者など関係者だけを集めて石井輝男監督14年ぶりの劇映画「ゲンセンカン主人」(1993年)のゼロ号試写が行われた。上映が終わって。場内は静まり返っていた。試写室に明かりがついた。それでもまだ誰...
52本目・『現代任侠史』その1:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載85
52本目・『現代任侠史』その1※続きの記事はこちら。「『現代任侠史』その2」「『現代任侠史』その3」「『現代任侠史』その4」「『現代任侠史』その5」石井輝男生誕百年である。先日店頭に並んだ映画秘宝。石井輝男生誕百年の特集が組まれた。寄稿した。石井さんの誕生日は元旦である。お年賀に石井さんちを訪れた時期があった。お誕生日...
51本目・『ゲゲゲの鬼太郎アニメ第一期』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載84
51本目・『ゲゲゲの鬼太郎アニメ第一期』私がものごころついたときにテレビでやってたアニメがいま現在も製作されてテレビ放送されている。なんて寿命が長いんだ、という話だがそれでもまだ56年か。まだまだこんなものではないのかもしれない。100年後。200年後。私は生きてないがもしかしたらまだ製作されているかもしれない。が、テ...