適菜収

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「敗戦」へ突き進む大阪万博:適菜収連載10

大阪万博開幕まであと1年となったが、相変わらず盛り上がる様子はまるでない。元東京都知事で日本維新の会参院幹事長・猪瀬直樹は配信動画やnoteで擁護論を繰り返して失笑を買っていた。 10回:「敗戦」へ突き進む大阪万博 日本維新の会の猪瀬直樹が、《否定からは何も生まれない。大阪万博批判の思想こそ「失われた30年」の元凶なの...
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文章で、その人間の程度がわかる:適菜収連載9

書籍の最初の数行を読めば、どの程度の本かわかる。音楽の一部分を聴いてくだらなければ、全体もくだらない。言葉を侮蔑的に使っているものからは距離を置くしかない。 9回:文章で、その人間の程度がわかる 以前、私の知り合いが「イラっとするメール」について語っていた。最初の一行を読んだだけでイライラするメールがあり、大抵の場合、...
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発狂を逃れているのは絵のおかげ:適菜収連載8

上野の美術館の特別展を見た後、国立西洋美術館の常設展に必ず寄ることにしている適菜氏。常設展のすぐれているところは、いつも同じ場所に同じ絵があることだという。 8回:発狂を逃れているのは絵のおかげ 日本も完全に没落したが、美術館の特別展に行列ができていたりすると、少しは底力を感じる。上野には国立西洋美術館、東京都美術館、...
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本当に美味しい店などごくわずか:適菜収連載7

ネット記事やSNS、テレビ、雑誌で「美味しい店」の情報は溢れている。もちろん実際は美味しい店などそうそうない。日本でも外国でも、本当に美味しい店を探すのは至難の業だ。 7回:本当に美味しい店などごくわずか ここのところ疲れているので、温かい場所に行こうと思い、台湾に決めた。これまで台湾は何度も行っている(今年は5月にも...
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自称保守による「日本スゴイ論」:適菜収連載6

実話BUNKAタブーでの適菜収氏の連載を実話BUNKAオンラインにもアップ。第6回は、猫も杓子も保守を名乗っている現在、その自称保守たちによる「日本スゴイ論」について。 6回:自称保守による「日本スゴイ論」 いよいよ日本も本格的に危なくなってきた。 精神的な面においても凋落が止まらない。 先日はネトウヨライターの百田尚...
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「性加害」という言葉への違和感:適菜収連載5

実話BUNKAタブーでの適菜収氏の連載を実話BUNKAオンラインにもアップ。第5回は、ジャニー喜多川の性犯罪について。連日マスコミで「性加害」という、これまで聞き慣れなかった言葉が使われている。この言葉こそ、喜多川の問題を矮小化するものではないだろうか。 5回:「性加害」という言葉への違和感 ジャニーズJr.の“ジュニ...
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「公共」という概念がなくなった:適菜収連載4

実話BUNKAタブーでの適菜収氏の連載を実話BUNKAオンラインにもアップ。第4回は、「公共」の概念について。かつて銭湯などでは老人がマナーの悪い客を叱っていたが、いまや一番行儀が悪いのは70代、80代になってしまった。 4回:「公共」という概念がなくなった 最近、「日本ってこんな国だったっけ?」と感じることが多い。昨...
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日本維新の会は近代特有の病:適菜収連載3

実話BUNKAタブーでの適菜収氏の連載を実話BUNKAオンラインにもアップ。第3回は、大坂万博は国頼みで、代表自ら「(維新は)第2自民党でいい」「共産党はなくなったらいい政党」とうそぶく政党、日本維新の会について。 3回:日本維新の会は近代特有の病 維新の会は大阪で発生した大衆運動である。それは決して新しい現象などでは...
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日本語が通じない人があまりに多い:適菜収連載2

実話BUNKAタブーでの適菜収氏の連載を実話BUNKAオンラインにもアップ。第2回は、最近この国において、日本人、外国人問わず、どんどん普通の会話が成り立たなくなってきたという話。 2回:日本語が通じない人があまりに多い 最近、外を出歩くのが怖い。日本語が通じない人があまりに多いからだ。私の自宅周辺では外国人が急増して...
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国家とはなにか、国民とはなにか:適菜収連載1

実話BUNKAタブーでの適菜収氏の連載を実話BUNKAオンラインにもアップ。第1回は「国家」と「国民」について。 1回:国家とはなにか、国民とはなにか ナショナリズムに関する文脈でよく言われるのが、「国家」自体は目に見えないということである。国土は目に見えるが、国家は概念にすぎない。「リアリズム」という言葉で有名な、ド...
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