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要潤の珍ニュースと不安な『らんまん』の行く末:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載477

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第477回 要潤の珍ニュースと不安な『らんまん』の行く末

俳優の要潤さんが2年前、違法な女性用風俗店を出店する計画を立てていたらしいと、8月3日発売の『週刊文春』が報じた件、みなさんはご存じかしら。

なんでも2021年に、要さんの個人事務所の女性マネージャーが、男性セラピストによる女性専用完全個室マッサージ店『三茶男子』を出店しようとしていたそう(営業開始前にとん挫)。そのマッサージ店、実は女性用風俗店で、部屋には大人のおもちゃを設置していたとのこと。ネット上に残るお店の公式サイトの魚拓には、「性病、もしくは当店が疑わしいと判断した方、18歳未満や高校生の方のご利用はお断りします」と書いてあったものの、風営法に基づく届け出はしていなかったみたい。

ちなみにこの件に関して、マネージャーさんは「業務の一環として手伝っていた」と言い、要さんは経営の直接の関わりを否定しているとか。

現在放送中の朝ドラ『らんまん』で、主人公の人生に良くも悪くも大きな影響を与える東大教授という、非常に重要な役を演じている要さんだけど、実はアタシ、つい最近、要さんの演技を観ながら、ふと「いつの間にか、朝ドラでこんな役を演じる役者さんになったんだなァ」としみじみ思っちまったばかりだったの。

要さん、20年前に『仮面ライダーアギト』でデビューした頃って、今よりも痩せておられたせいか、もう少し顎が目立っていて、個人的にはイケメン扱いされていることに、ちょっと納得いかなかったのよね(失礼)。でもその後、気づけばなんだかいい感じのお顔立ちに。そして、同時期のライダーや戦隊ヒーロー出身俳優たちをあまりドラマで見かけなくなった中、ずっと第一線で活躍し続けている要さんのことを「すごいな」「頑張ってるな」とひそかに思っていたのよ(何目線?)。

そんな矢先に降ってわいたような今回の報道、本当にびっくりしたわ。あのしみじみを返して!

てか、おそらくみんな思ってることだろうけど、なぜよりによって、女性用風俗店を副業に選んだのか……。いや、ちょっと面白いけど……。そしてどんなイケメンが働く予定だったのか、正直、気になるわ……。

それにしても『らんまん』、広末涼子のときといい今回といい、ちょうどその人の出番がひと段落したところでスキャンダルが明るみに出るあたり、なかなか悪運が強いわね……。まあ、2年前のことがなぜ今頃報じられたのかも謎だし、要さんの今後にもさほど影響はなさそうだけど、いずれにせよ、近年の朝ドラの中では高めのクオリティを維持しつつ、まさに佳境に入りつつある『らんまん』が、このまま無事に放送を終えられることを祈っているわ!

 

<水曜日掲載>

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

 

 

 

 

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