ともあれ調査書をゲットし、検定料を納入。料金は3万5,000円と、一流私大なみ。
全く歯が立たないと「早稲田卒」のプライドが傷つくので、赤本だけでも見ようと書店を探すと、全く見当たりません。通販で見ると、2年分で3,000円。「合格したい」より「勿体ない」が勝ったので、購入せず本番に挑みます。
どの教科も意外と難しい
さて、1月30日、受験当日。前日ロクに眠れなかったため、頭がボンヤリ。
試験は10時からですが、9時ちょっと過ぎには受験会場の東京八重洲ホールに到着。入り口の写真を撮影していると、父親に付き添われた女子高生が会場入り。受験生意外といるんだ! 続いて会場に入ると、既に受験生が席に座り熱心に単語帳などを見ています。しかも全員がやる気充分の現役生の様子。やはりFランと言えど、最低限の勉強は必要だったのかもしれません。
さて、席に着くと試験官が近づいてきて、
試験官「おはようございます。頑張ってください。学校はどこですか?」
と話しかけてきました。
私「(……高校のことなんだろうけど、ここは!)早稲田です!!」
試験官「あー、そうですか」
いや、「優秀ですね」とか言ってよ!
会場は学部に関係なく同じ部屋で、100人ほど入るホールに30人ほど。他大学では考えられないガラガラっぷりですが、Fランですからね。さすがに第一志望はあまりいないと思うので、自分以外はきっと肩ならしのための受験でしょう。男女比は薬学部と看護学部があるためか女の子多め。
参考書に目を落とす他の受験生に気圧されていると「まだ時間あるけど、配っていいですか」と言いながら、職員が問題用紙の配布を開始。こんないい加減で良いのか。こっちは「早稲田卒」のプライドがかかっているんですよ!
いよいよ10時になり、1教科目の生物が開始。
問題用紙を開くと案の定、意味不明。習ったことがあるような気はしますが、センター試験を最後に生物の勉強などしていないので、お手上げです。「不合格」の三文字が現実として近づいてきます。