出願の時点でFランの匂いが
今回受験するのは千葉県銚子市の千葉科学大学。加計学園唯一の関東の大学で、以前オープンキャンパスに参加しています(『実話BUNKA超タブーvol.25』掲載)。海沿いの構内にヤシが生える能天気な雰囲気の大学で、低偏差値&定員割れなうえ、銚子市から多額の補助金を受け、市の財政を圧迫していたりと、問題山積みです。
学部は「危機管理学部」に。同大の看板学部で、「安全で平和な社会を実現するトータルコーディネーターを育成する」のが目標。何を学ぶ学部なのかわかりづらいのが、いかにもFランって感じですね。
願書を取り寄せると、推薦やAOといった学力試験ナシの受験方式が充実。学生のレベルは問わず、金のため人数が欲しい一部私大にはありがちな傾向です。私も無試験で合格させてもらえません? 早稲田卒だから地頭はいいですよ。
数ある中から、一般(前期)A方式での受験を決定。3科目型の方式で、高得点の場合は特待生として学費が免除だそうですが、受かるかどうかも分からない自分には無関係。ただ危機管理学部に関しては3科目中、高得点の2科目で合否が決定。また大学名に「科学」とあるのに、「国語」と「英語」の文系科目のみでの受験も可。大学としてそれはありなのかと思いつつ、これは朗報! 合格はともかく、全く問題が解けないという事態は避けられそう。
早速、願書を記入。卒業校に反射的に「早稲田大学」と書いたのですが、高校名じゃないとダメだったので書き直しました。受験会場は「東京」を選択。仙台や福岡といった遠隔地にも会場がありますが、受験者はどのくらいいるの? 願書の他に必要な調査書は出身高校に連絡し発行する必要が。ちなみに私の出身は、一流進学校。恥ずかしいのをこらえて調査書発行依頼を送付。すると数日後、当時の担任から電話がありました。
担任「どこ受けるの?」
私「千葉の大学を……」
担任「何? 千葉大?」
私「いや、千葉科学大」
担任「千葉科学大……? (パソコンで検索する音)えっ!? どういうこと?」
私「その、文学部卒はビミョーかなぁと」
担任「はぁ? それはないだろ。相談してよ!」
と、真面目なトーンで受験をやめるように説得が。どうやら千葉科学大は進学校の教師からすれば、そうさせる存在のようです。