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大麻が蔓延する沖縄中学生のリアルな声「ママの友達でシンナーを吸っていた人が全員ヤク中じゃないでしょ」

社会
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少年たちは意外と単純で「使用罪ができたから捕まるかもしれない、どうしよう(笑)」「法律ができたなら仕方ない」と、受け入れる姿勢を示しつつも、「自分はやらないけど、親しい友人が逮捕されたら困る」と、自分の恋愛関係、交友関係に影響が出るから困るという理由で反対する子が多い。そこには、大麻使用の身体的なデメリットの概念は存在しない。

大麻が身近にある中学生を紹介してくれたKちゃんも、大麻の使用罪が可決されたことに不満があるひとり。そもそも、今回Kちゃんが取材に協力してくれた理由は「テレビや新聞は、真面目な子の話だけを聞いて大麻が危ないって決めつけてる。記憶がなくなるのは大麻以外なのに……」というものだった。そして、「前までは持っていたら罪だったのに、使用まで罪になったから、大麻がもっと悪い印象になる。そしたら、他の悪い薬が目立たなくなるし、全部、似たようなものだと思われたらもっと危ないんじゃない? 大麻をやらなければ良いって言われるだろうけど、興味持ったらノリでやっちゃう人もいるよ」と、付け足した。Kちゃんも大麻に対してだけは寛容だ。

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Kちゃんの親友のMちゃんは、Kちゃんとは違う意見を持っていた。「自分は大麻使用罪があっても良いと思うな……。まわりに吸ってる人はいるし、先輩に言ったらもらえるけど、やろうってならない。買うようになったらお金の無駄だし、遠出して遊びに行けなさそうだし、やる意味が分からない。みんなでバーに行って、飲んで騒いだ方が楽しいよ。他の薬をやるきっかけになるって言うし」。もちろん、20歳以下の飲酒は法律で禁じられている。とはいえ、「大麻」と「何か」を少年少女が比べるとき、例に挙げられるのは「タバコ」や「お酒」。使用罪容認派の彼女ですら、大麻の危険度はそれくらいの認識だ。

大麻は「ゲートウェイドラッグ」だと言われているが、Kちゃんはそれにも反対する。

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「ママの時代は大麻がシンナーだっただけ。ママの友達でシンナーを吸っていた人がヤク中かって聞かれたら、そうじゃないでしょ。ってことは、そんなのは時代で変わるんじゃない? しかも、普通に売ってる薬をいっぱい飲むのも、大麻以外の薬に興味持つようになると思うけど……」

中学生の間ですら色んな意見が飛び交っている沖縄の大麻問題は、使用罪が可決されただけでは解決しないだろう。むしろ、Kちゃんが言っているようなリスクを孕んでいる可能性も否定できない。

そして、もう1つ。大麻以外の、別の薬物も身近になっている問題をどうするか。沖縄の薬物汚染を解消するために、少年少女のリアルな声に耳を傾け、彼らの世界観を理解する必要があるだろう。

 

DV・レイプ・「10代で出産が当たり前」沖縄少女のリアルなSEX事情

文/上原由佳子
初出/『実話BUNKA超タブー』2024年3月号
写真/筆者提供

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