Rちゃんが男の先輩（17）とバイクでドライブに行った時のこと。集団で駐車場にバイクを停め、休憩していた。先輩のひとりが「これCBDだよ。CBDは合法だから吸ってごらん！」と勧めてきた。ノリが良いRちゃんは、断らない。吸ったあとに先輩に「ほんとは大麻だよ（笑）」と言われたという。
Rちゃんは「タバコの味と違うから一口しか吸わなかった。ジョイントだったし！ フラフラするとかはなかったけど、騙されて吸いたくないよね。Yが大麻を吸ったら10日くらい尿検査で陽性反応が出るって言ってた。自分が吸いたくて吸ったわけじゃないのに、使用で捕まったらイヤじゃん」と、怒っていた。それでも、大麻に抵抗があるわけではなさそうだ。
というのも、Rちゃんは父親に「大麻のプッシャーをしたい」と話をしていたというのだ（プッシャーとは売人の隠語）。
Rちゃんの父親は暴力団組員で、覚せい剤の所持の罪状で服役していたことがある。父親なら「プッシャーをして稼ぎたい」という気持ちを理解してくれるのではないかと考えたそうだ。
結局、父親に「悪いことをしちゃいけない」と叱られて、お小遣いが増えた。それでもRちゃんは「彼氏の友達がプッシャーなんだけど、1日2万円は稼げるって言ってたよ！ お金持ち！」と悪びれる様子もなく語る。
販路はどうなっているのか尋ねたところ「今はネットよりも友達の紹介で売る。テレグラムを使っても警察がいたり、ヤクザがいたりするし、記者もいるんでしょ？ だから、身近に吸ってる人がいるんだし、そいつに売ったらお小遣いになるじゃん」と答えた。Rちゃんはいろいろ喋ってくれそうなので、質問をしてみた。
──友達の逮捕は怖くないの？
「プッシャーでも大麻だけなら大丈夫なはず！」
──大麻の所持は違法だけど、何が大丈夫なの？
「友達とノリで吸っても変にならないし、友達を困らせるようなことはしないと思う」
──身近なプッシャーは大麻以外も売ってるの？
「うん。L（LSD）も売ってるよ。プッシャーやってる先輩も一緒にバーに行ったとき、先輩は全くお酒飲んでないのに変になっていてさ。その先輩のこと好きな友達が泣いてたわけ。あれは可哀想だったな～」
「プッシャーでも大麻だけなら大丈夫なはず！」
──大麻の所持は違法だけど、何が大丈夫なの？
「友達とノリで吸っても変にならないし、友達を困らせるようなことはしないと思う」
──身近なプッシャーは大麻以外も売ってるの？
「うん。L（LSD）も売ってるよ。プッシャーやってる先輩も一緒にバーに行ったとき、先輩は全くお酒飲んでないのに変になっていてさ。その先輩のこと好きな友達が泣いてたわけ。あれは可哀想だったな～」
変になっていた時のことを詳しく聞いてみると、なかなかぶっ飛んだ話だった。
