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若山耀人の犯罪と日本の貧困化:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載515

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昨年、このコラムで、俳優の池田純矢が特殊詐欺の受け子をやって逮捕された事件について触れたけど、それなりに名前も顔も知られている芸能人が、薬物とか性犯罪とか傷害とか交通事故以外の事件で立て続けに逮捕されることって、これまであまりなかったわよね……。

今回の件と池田純矢の事件に共通しているのは、まだ若い(元)俳優が、(おそらく)組織的な犯罪の末端を担っているという点。日本の若者全体が貧しくなっているのか、「していいことと悪いこと」を判断する力が低下しているのか……。

ちなみに、今回の事件に関する記事によると、今、上野には海外資本のお店が多いみたい(元々あったお店が、コロナ禍で閉店したため)。アタシ、最近用があって夜の上野の街を歩き、その賑わいにびっくりしたんだけど、その利益も海外に流れているのかしら。今回の事件が「日本にお金が回らず若者が貧しくなり、そうした若者がお金につられて海外資本同士の争いの駒に使われた」という図式だとしたら、暗澹たる気持ちになるわ。ほんと、日本政府、ちゃんと日本が豊かになるような政策をとってちょうだい……!

 

<水曜日掲載>
写真/Wikipediaより(出典:『映画情報』1965年2月号)

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

 

 

 

 

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