PR
PR

ドラマで良き母を演じていた広末涼子だけど、やっぱり広末は面白かった:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載470

連載
連載
PR
PR

 6月7日、『文春オンライン』が、「俳優の広末涼子が、ミシュラン一つ星レストラン『sio』の鳥羽周作オーナーシェフとダブル不倫関係にある」と報道。これを受けて、広末の所属事務所が公式サイトで謝罪し、8日には、広末が出演したキリンビール「本麒麟」のCM動画が、同社のホームページやYouTubeから削除されたそう。 

 実はアタシ、鳥羽シェフのことよく知らなかったんだけど、今回、彼が「ゲイ界の橋本環奈」(ノンケ男子にとっての橋本環奈くらい、ゲイの世界で人気がある)と言われていると聞き、写真を見て納得したわ。アタシの好みではないけど(どうでもいい情報)、たしかに、ガッチリ・ムッチリ系が好きなゲイにとっては、たまらないタイプ……。

 てか、広末の歴代彼氏、村田充、伊勢谷友介、岡沢高宏、永井大、キャンドル・ジュン、佐藤健と、シュッとしたイケメンばかりだったのに、いつの間にガチムチ好きになったの? あまりにも極端で面白すぎるわよ、広末涼子! 

 ちなみにアタシ、デビュー当時の清純売りしていた広末のことは、あまり好きじゃなかったの。アヒル口をはじめ、表情の作り方やら言動やらがいちいちあざとく感じられて、「この女、絶対『清純派』でおさまるようなタマじゃないはず」と思っていたの。ところがその後、さまざまな噂や奇行が報じられるようになり、俄然広末に興味を抱くように(剛力彩芽もそうだけど、アタシ、最終的に、あまり好きじゃなかった女子のファンになりがち)。

 そんな広末も、最近ではNHK『あさイチ』とかで母親として語ったり、現在放送中の朝ドラ『らんまん』に(第1週目だけとはいえ)主人公の母親役で出演したりと、「良き母」路線をまっしぐらに突き進んでいたので、アタシ、うっかり「広末も、ようやく落ち着いたのかなァ」(何目線?)と思っていたんだけど……。いやあ、とんでもなかったわ。正直アタシ、このニュースを知って、「広末はやっぱり広末だった!」と、ちょっぴりワクワクしちまったわよ(広末と鳥羽シェフのご家族には申し訳ないけど)。

 ただ一点気になるのが、「今月末あたりの『らんまん』に、広末が再登場する可能性がある」という情報。できれば、そのシーンがカットされるなんてことはナシにしてほしいわ。『らんまん』、すごく計算されて作られているので、広末を再登場させるなら、そこにはちゃんと意味があるだろうし、犯罪を犯したならともかく、あまり世間に配慮しすぎるのもどうかと思うのよね。

 というわけで、アタシは個人的には、今後も広末の動向を生暖かく見守り続けるわ!

 

<水曜日掲載>
写真/Wikipediaより(撮影/Dick Thomas Johnson)

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

↓連載記事はこちらから↓

タイトルとURLをコピーしました