溝口勇児の自己陶酔型の詭弁
格闘技イベント「BreakingDown(以下、BD)18」を巡り、大会前日に行われた公開計量で起きた〝事件〟が大きな波紋を広げている。問題の場面は、出場予定だった江口響と対戦相手のやるべしたら竜がフェイスオフで向き合った際に起きた。
「両者は言葉を交わしながら距離を詰めていたが、その最中に江口が突然右手で竜の顔面を平手打ち。完全に不意打ちビンタの形となり、これを受けた竜は体勢を崩して後方に倒れ込み、後頭部を床に強く打ちつけた。竜は一時的に意識不明状態に陥った」(スポーツ紙記者)
現場では、すぐにスタッフと医療関係者が対応にあたり、計量イベントは中断された。この影響により、翌日に予定されていた両者の試合は中止が決定。その後、竜は病院で精密検査を受け、くも膜下出血という診断結果を自身のSNSで公表した。
「命に別状はなく、症状は安定していると説明されたものの、格闘技イベントの事前行為としては極めて異例の事態。騒動が拡大する中、江口も数日後にSNSを更新し、挑発や演出の一環として行動してしまったことを認めた上で、結果として相手に重大な負傷を負わせてしまったことへの謝罪を表明したのです」(同前)
さらに、江口はこの一件の責任を取る形で、格闘技からの引退と、今後BDには出場しない意向を明らかにしたのだった。
一方、竜はその後の発信で、江口個人や大会運営を強く非難する姿勢は示さず、自身の回復状況を中心に報告。今回の出来事を通じて、安全管理やルールの在り方が見直されることへの期待も滲ませた。矢面に立たされたのは、同大会のCOO(最高執行責任者)として知られる溝口勇児氏だ。引き金を引いたのは、エースタイルグループの谷本吉紹氏による次のような問題提起だった。谷本氏は「格闘技でも、ただのエンタメでもない。人の身体と人生を使う、高リスクなIP」とBDを糾弾。その興行モデルそのものに警鐘を鳴らしたのだ。
これに対し、溝口氏は1820文字に及ぶ長文を投稿。〈当事者である竜が、BDや選手たちが叩かれているのを見て、どれだけ傷ついているか分かっているのか〉と感情をぶつけたのだった。さらに溝口氏は、今回の騒動で批判が朝倉未来CEOやチームメンバーに及んでいることを〈つらい〉と述べ、責任の所在についても言及。
これは、経営陣と交わした約束であり、だからこそ自分が前面に立つのだと強調。竜の治療については「脳神経外科の専門医と連携しており、素人判断ではない」旨の説明をしたのだった。だが、物議を醸したのは、次の一文だった。
