第4回:幻の「ダメ。ゼッタイ」漫画
10年程前。
蛭子さんがまあ、ちょっと時々「おや?」と思うことはあってもまだまだ蛭子さんらしくあった頃。
厚生労働省の「ダメ。ゼッタイ」の流れをくむアレの芸能人、芸能界界隈に配布するための冊子がつくられることになった。
そこへ、蛭子能収+根本敬で麻薬に関する「ダメ。ゼッタイ」な漫画を共作する依頼が来た。
この取り合わせでそーんな大層な漫画のハナシを断わるわけがなく、私らは引き受けました。
蛭子さんは麻薬にはまったく興味ない。そもそも頭の中が元からサイケだからそんなもの必要ないだろう。
ちなみに佐川一政さんが海外で悪い金髪女らにたかられて上質の大麻を買わされ一緒にやったらしいが、金髪らは効きまくったが佐川さんは全然効かなかったそうです。と、余談。
さて芸能界向け「ダメ。ゼッタイ」漫画、よくある大麻で凶暴になって通行人を刺すみたいなものを描いてバカにされんのはごめんだ。
「根本さん何かテキトーに話考えて」と蛭子さんに言われる前から考えたストーリーはこんな話だ。