PR
PR

【松本人志問題】【トー横女子】【キレる貧乏人】:箕輪厚介「今月これにムカついた」 連載10

連載
連載社会
PR
PR
PR
PR

第10回 【松本人志問題】【トー横女子】【キレる貧乏人】

松本人志さんの件で文春の取材を受けることになった。YouTubeで、この事件についての解説動画をいくつもアップしていたら、けっこうバズったからなのかもしれない。

僕は松本さんのことが好きで、高須光聖さんと一緒にやっていたラジオ『放送室』もかなり聴いてたから、コアなファンと言ってもいいくらいかな。放送作家になりたくて、昔、高須さんに面接してもらったこともあるくらいだ。

文春でも語ったけれど、SNSが影響力を持っているために、毎日誰かを生贄にしたリンチショーが繰り広げられる社会になってしまった。その旗振り役は『週刊文春』や『週刊新潮』などの週刊誌。

文春が「今週はこの人だ!」と指摘したら、その人があっという間に引きずり降ろされることがここ数年ずっと続いているし、SNSを経由して、その過程を誰もが目撃できるから、人気者が凋落していく様子を多くの人がニヤニヤしながら見るのが当たり前の社会になりつつある。

PR

こうなってくると、週刊誌の過激化が止まらなくなる。しかも、文春の場合はいかに雑誌が売れるか売れないか、面白いか面白くないかが基準になっている。

ヒカキンさんの件なんかは公益性もなくて、単なる過去の恋愛のもつれを暴いているだけ。こういうのはちょっとおかしいんじゃないかな。どこまでが公人なのかとか、そのあたりも考えていかないといけない気がする。

『週刊新潮』による伊東純也についての報道もそうだけれど、一般の人たちの週刊誌に対するヘイトもどんどん溜まってきている。結局、どこかで週刊誌自体の首を絞める時が来る気がするね。

あと、僕が文春を批判すると、「お前だってガーシーと仲良くやってたくせにダブスタじゃねえか」って言ってくる人もいる。でも僕はガーシーの暴露を世の中が絶賛する構造を編集者として切り取りたかっただけ。

タイトルとURLをコピーしました