世の中には面白いツイッターアカウントが星の数ほど存在する。そうした面白アカウントの大半は意図した面白さなのだが、中にはいたって真面目なのに笑わされるアカウントがある。
それが、大宮アルディージャのツイッターアカウントだ。
大宮アルディージャは1999年にJリーグに加盟して2005年にJ1昇格。以降、2014年までJ1残留し続けた実力派クラブだ。
普通、J1へ昇格したクラブは、翌年J2に降格するのが常。そんな中、大宮は残留力の高いクラブとして有名で、毎年降格ラインギリギリを彷徨いながら最終的に残留を決める姿は、降格管理とも呼ばれていたほど。
そんな強い大宮だったが、2018年に再びJ2降格する。ただ、何年もJ1にいたクラブ。すぐにJ2の舞台から去るものだと思われていた。
しかし、時は流れ2023年。大宮はいまだJ2にいる。しかも、J1昇格どころかJ3降格のピンチなのだ。なんと大宮は4勝16敗2分と、断トツの最下位に沈んでいるのである。
そこで一気に注目を集めたのが、大宮のオフィシャルツイッター。淡々と負け報告を繰り返す姿が、まるで大宮サポーターを煽っているかのようだと話題なのである。
勝ちを想定してテンプレ投稿されているため、絵文字を使ったなんとも舐めた感じの雰囲気が面白いのだ。
例えば、22位の大宮と21位のいわきFCの最下位対決に1対5で大敗した際はこんな感じ。
降格圏を争うライバルとの対決で大敗しJ3降格の危機! リスの絵文字を使っている場合ではないのである。
「絶対に負けられない試合、随分軽いんですね」「みんなここで危機感を感じて変わってほしい」とサポーターはブチギレているが 、公式はどこ吹く風である。
さらに、面白いのが試合後毎回恒例の順位表のツイートである。J2は22クラブが所属しているのだが、ツイッターの表示の問題で縦長の順位表画像は20位までしか表示されない。つまり、一瞬だけ大宮が最下位でないように映るのだ。