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老害高野連が甲子園での酷使で球児の将来を潰す

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8月23日に決勝を迎える「夏の甲子園」こと、全国高校野球選手権大会。熱闘を期待して見ていると誤審やら選手の酷使といった、主催者側で管理すべき事態にて冷や水を掛けられた経験はないだろうか? 今すぐ解体させたくなる高野連の老害事例を一挙紹介。※本記事は実話BUNKAタブー2016年9月号掲載の記事を一部修正したものです。
※高野連とは……日本高等学校野球連盟の略。1946年に結成された全国中等学校野球連盟が母体であり、1963年に文部省から財団法人として認可された。夏の全国高校野球選手権大会、春の選抜高等学校野球大会を主催する。
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誤審の抗議を認めない高野連

2015年、ドカベン殿馬の秘打「白鳥の湖」のような構えを取ったり、バットをヌンチャクのように振り回した高校球児が話題になったのを憶えているだろうか。

夏の全国高校野球・埼玉大会で埼玉県立滑川総合高校の代打選手が行ったこのパフォーマンスに対して、埼玉県高野連は注意指導を行った。理由としては、打席でスウィングでもないのにバットを振り回していたのでは相手チームにケガさせる可能性もあって危険だからということ。

正気ですか? それだと素振りもダメになりますけど、大丈夫ですか?

まあ、本心は「高校球児が調子に乗って目立った行動をするな!」ということであると思われる。

そう、高校球児は目立ってはいけないのである。

高野連は「高校野球・周知徹底事項」というのを出しており、「マナーについて」という項目には「喜びを誇示する派手な『ガッツポーズ』などは相手チームへの不敬・侮辱につながりかねないので慎む」とある。

高校球児はガッツポーズをしてはいけないと、高野連は定めているのだ。今時、ガッツポーズを禁止している高校の部活動など、他には存在していないだろう。

これはマナーとして自主的に控えるよう要望するものだが、目立つことを禁止するルールも存在している。一昨年に改訂された「高校野球用具の使用制限」には、ユニフォームの表面にはいかなる商標やマークを付けてはならないとか、靴下は白に限るとか、ベルトは黒または紺色とするとか、スパイクの表面は黒一色でエナメルの使用は禁止とか、ヘルメットは黒、紺または白、手袋は黒もしくは白、レッグガードは……って!

もう、うるさーい!!

完全にいきすぎた指導だ。

結果、1999年のセンバツで優勝した沖縄尚学高校のユニフォームの刺繍について難癖を付けることとなる。華美だとして指導された、その刺繍文字は……。

文武両道。

学芸も武芸もがんばるという精神を記す文字を華美とは、これいかに。

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