家電は急いで買うな
4月は新年度シーズン。新生活で初めての一人暮らしをスタートさせる人も多いだろう。そこで気になるのが、家電は最初にどれくらい揃えればいいのかということ。
家電量販店は、新生活3点セットと銘打った冷蔵庫、洗濯機、電子レンジのまとめウリに躍起だが、これらは本当に必要なのか? あれもこれもといらない家電を買って、家計がカツカツになってしまうのは避けたいところだが……。
新生活に不要な家電を3つ紹介する。
いらない家電1「洗濯機」
「え、洗濯機がいらないの?」と思われるかもしれないが、正確には最初に買うべきではない家電の代表格が洗濯機だ。
タイパを考えれば、洗濯機はボタン1つで乾燥まで完了するドラム式一択。洗濯物を干す作業は想像以上に面倒で、かつ洗濯物を干した日は一日中天気のことを気にするハメになる。
電機屋が新生活3点セットとして売っている洗濯機は縦型のもので、もし買おうものならこの干した時の苦行が延々と続くわけである。
つまり、洗濯機を買うならボーナスまで待ってドラム式を購入すべきなのだ。最初はコインランドリーに通うのが正解。
いらない家電2「冷蔵庫」
冷蔵庫も確実に必要と思われがちだが、これも最初に買うべきではない家電だ。なぜなら自炊がどの程度続くか不透明だからだ。
最初は誰もが料理を頑張ろうと思うが、例えば男の一人暮らしで自炊を継続している人はほとんどいない。いざ張り切って冷蔵庫を買って自炊をしないとなったら、無駄金を払った上にスペースをとられ挙げ句に捨てられないという八方ふさがりの状況になってしまう。
それに、自炊をしないのなら、冷蔵庫は不要だ。最低3カ月は自炊が続いてから導入を検討しよう。
いらない家電3「電子レンジ」
こちらも割と買ってしまいがちな家電であるが不要。
弁当を買って温める場合や冷凍食品を解凍する際に必要となるが、ゴミが出たり部屋にニオイが残ったりするので、そのくらいの金とデメリットを払うなら、牛丼屋で食べてしまった方がはるかに効率的。
前述したように、冷蔵庫も買うべきではないので冷凍食品を買うこともない。冷蔵庫とセットの電子レンジは、冷蔵庫より買う必要がないと言える。
このように、家電量販店が売る新生活3点セット(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ)は、どれも新生活に不要とわかっただろう。
まずは、刑務所の独房のようなところで3カ月過ごし、それでも必要性を感じたら初めて購入を検討するくらいがちょうどいいのだ。
文/編集部