それを詭弁だと捉えられるかもしれない。ただガーシーは、ある種の覚悟を持って自分の顔を晒してやっていた。そこが匿名で活動してる週刊誌の記者とは違うところだ。
「撃つ資格があるものは撃たれる覚悟がある奴だけ」っていう言葉がある通り、これからはそういう時代になってくる気がする。週刊誌の記者だけが匿名のまま、一方的に誰かを攻撃できるという構図が許されていくのは難しくなるんじゃないかな。
実は今、文春とかの記者のスキャンダルを集める動きもけっこう活発になっているらしく、そういうメディアを作ろうっていう話がたくさん聞こえてくる。ぶっちゃけ、僕のところにもタレコミが来てるくらいだ。
だから今回の件をきっかけに週刊誌の暴走が止まるのか、それともさらに暴走するのか、そのへんにも注目していきたい。
あと、女性問題を新潮に報じられた若新雄純さんに至っては引退してるんだから、この件について、みんながもっと怒ってもいいんじゃないかな。
若新引退を嘆いている声が聞こえてこないよ。
トー横女子
トー横(新宿歌舞伎町TOHOシネマズ)前に集まる子供たちのことが問題になっている。この現象は、尾崎豊が活動していた時代からそんなに変わっていない気がする。いつの時代だって、「大人はわかってくれない」とか「わたしの居場所はどこにもない」と思う子供はいくらでもいたんじゃないかな。
実は自分も中学の時には「自分の居場所はどこにもない」とか「自分の本当の気持ちは誰にもわかってくれない」とか思っていた。尾崎豊にもハマっていたし、
死ぬほど自由だったのに、毎日自由になりたいと言っていたくらいだ(笑)。
尾崎豊は自分たちの世代ではないけれど、その頃は、尾崎の聖地として知られている渋谷の旧東邦生命ビルにも1人で通っていた。
「自分のことを理解してくれる場所があるかも」って思うのも若い人の特徴。SNSによって、トー横が「現在のそういう場所だ」となったら、日本各地から発散できないエネルギーを持った若者が集まってくるだろうな。ていうかそもそも、歌舞伎町がそんなにカッコいい場所だとは思わない。