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【松本人志問題】【トー横女子】【キレる貧乏人】:箕輪厚介「今月これにムカついた」 連載10

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キレる貧乏人

すぐにキレる貧乏人がムカつく。ラーメン屋のオーナーをやってる自分が言うのは本来ダメだけれど、貧乏人ってすぐに怒る。

ラーメン屋でいちいち怒ったり、1000円超えると高いとか言う人はお金持ちには絶対になれない。

例えば、ラーメン屋にカップルが来ていて、2人並びの席が空いてなくてカップルが座れない時に、僕がズレるから2人で座ってください、と対応できる人がお金持ちになれる。一方、X(現・ツイッター)で「カップルで来るなよ、うぜーな」と書く人はまずお金持ちにはなれない。ラーメン屋に「高い」とか「ほうれんそうが少ない」などと文句たれる人よりも「もっと値上げしてもいいのに」と言える人はお金持ちになれる。

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ビジネス書みたいなことを言うけれど、人間って貸し借りでできているから、誰かに借りると返さなきゃって思うものなんだ。だからできるだけ貸しを作った方がいい。「この人にはこれをやってもらったから」とどれだけの人が思ってくれるかが重要なんだ。

結局、サウナ、ラーメン、格闘技、エロなんかの安く楽しめるジャンルには、貧乏人が入り込みやすいから、彼らが文句を言うことですぐに荒れてしまう。

当たり前だけれど、プライベートジェットとか、高級寿司屋について荒れることはまずない。3万円する寿司屋でイチャモンつける人ってまずいないから。結局、敷居が低いとどうしても荒れるわけだよね。

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企業の顧問をやっているけれど、月100万とか月30万のコースの人よりも、月5万のコースの人がはるかに要求や文句が多いうえに、たいてい続かずにすぐ辞めてしまう。結局、目先の損得ばかり考える人ほど損ばかりするんだろうなあ、と思うね。

 

イラスト/中学生・永字八法
初出/実話BUNKAタブー2024年4月号

PROFILE:
箕輪厚介(みのわ・こうすけ)
1985年東京都生まれ、早稲田大学卒。2010年双葉社に入社。広告営業などに携わった後、編集部へ。『たった一人の熱狂』見城徹/『逆転の仕事論』堀江貴文などを手がける。2015年幻冬舎に入社、書籍レーベル「NewsPicksBook」を立ち上げ、編集長に就任。『多動力』堀江貴文、『日本再興戦略』落合陽一、2019年に一番売れたビジネス書『メモの魔力』前田裕二など次々とベストセラーを手がける。自著『死ぬこと以外かすり傷』は14万部を突破。クラウドファンディングにて1000万円を集め、雑誌『サウナランド』創刊。様々なブランドとコラボレーションをおこなったり、各地でサウナランドフェスを開催。2021年のSaunner of the Yearを受賞。

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