インテリアはコストダウンを隠そうともしません。せめてドアのトリムくらいはソフトパッドにしてほしいものですが、各部の安っぽいハードプラが、よりユーザーの「ボッタクリ感」を刺激することでしょう。
またモーターが大きくなったためか、発電エンジンが頻繁にうなりを上げるのでかなり耳障り。
ホイールサイズもノートの16インチから17インチにアップされ、高燃費タイヤとの相性も悪く、バネ下がややバタつく感じ。加速性能だけはいいので、乗り心地はノートより悪化しています。
燃費は、e-POWERの宿命で、ゴーストップの多い街乗りではそこそこ、高速走行をするとガタ落ちします。その他、せっかくノートの上級仕様なのに、下位機種同様に運転支援システム「プロパイロット」はオプション扱いで、オプション装着すると約40万円かかります。ありとあらゆる方面から金を取ろうとする、日本政府のような車です。
発火事故多発のEV車・リーフ
現在の日産を象徴する乗用玩具。急速充電するとたまに燃えるのがリーフです。
2025年2月24日、鳥取県倉吉市の日産ディーラーで充電中の日産リーフ(ZE-1型?)が発火し全焼しました。三元系リチウムイオンバッテリーの搭載製品の発火炎焼例は国内でも何件か起きてるので、「国産EV初の発火事故」と言うのは正しくありません。リーフで火災となった事例は国土交通省の検索サイトで検索してみると、今回を含めて5例目です。
また、一部のネットユーザーらが「走行用バッテリーが燃えたわけではない」という強引な見解を拡散する謎の動きがありますが、写真を見る限りリヤが激しく燃えており、走行用バッテリーからの発火というのは明らか。
「消火に1時間しかかかっていないからバッテリー発火ではない」というのも理由にはならず、消化活動以前の燃焼していた時間を無視。走行状態ではなく、さらに電欠寸前ならば短時間で火は治まります。アタフタと隠蔽を図っているのが見え見えですね。日産はちゃんと原因究明する気があるんでしょうか?
これは補助金や優遇策なしでは生き残れない、リーフという虚弱欠陥車にとってかなりの痛恨の一撃。加えて、かつての力の入れようとは打って変わって、最近のリーフの日産によるネグレクトぶりはヤバいレベルです。2017年のモデルチェンジ以来、仕様変更やバリエーション追加ばかりで、まともなマイナーチェンジすらしてません。その間にもテスラや、BYDにまで技術で追い越される体たらく。今の日産は火災を揉み消す技術しか残っていないようで、リーフはこのまま不良債権化する未来が目に見えてます。
多方面のリスクを許容でき、購入後のガッカリをも楽しめるという、特異体質な人にぜひおすすめです。