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買ってはいけない日産車6選

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日産の頼りない大黒柱・セレナ

「おじいちゃん、もうそろそろ足が弱ってきたんじゃないの?」と言いたくなるクルマがセレナです。

ノートe -POWERとともに現在の日産をかろうじて支える頼りない大黒柱がミニバンのセレナ。そろそろお役御免と言われ続けたものの、2022年にC28型へとフルモデルチェンジしました。しかしシャシーは05年の3代目、C25型からルノーと共通のCプラットフォームを流用し続けているので、フルモデルチェンジとは正式に呼べません。

足腰の弱ったおじいちゃんがバイアグラで無理やりお達者操作されてるような、不自然なクルマです。今となってはもはや月間の乗用車売り上げトップ10に顔を出すこともほとんどなくなってしまいました。

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自称フルモデルチェンジしたとはいえ、足周りが古いのでドライビングの欠点もほぼそのまま継承しています。特に重量の増加により、ハンドルを切った時の反応は旧型より退化して感じられます。

燃費もライバルと比較して悪く、せっかくのビッグマイナーチェンジもフェイスを多少変えただけに見えてしまうところが残念です。内田元社長曰く「日産のポテンシャル」を引き出すのをホンダに求めるのではなく、まずはそんなもの日産には元からない、という現実を自覚すべきであることを、セレナは教えてくれます。

こんなダメダメな日産車たちですが、「沈没寸前の財閥系企業の、商材のなれの果て」を実体験できるスリリングなアイテムなので、冒頭の日産車を買う人のタイプにもう1つ、「マゾの変態」も付け加えておきましょう。

 

文/操山拓丸
初出/『実話BUNKA超タブー』2025年5月号
写真/Wikipediaより(撮影/Rebirth10)

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