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永野芽郁のしたたかに正妻の座を狙う側室の役が見たい:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載562

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第562回 永野芽郁のしたたかに正妻の座を狙う側室の役が見たい

不倫&二股交際疑惑が最初に報じられてから約1か月。そろそろほとぼりが冷めても良さそうなものだけど、「出演CMの動画が削除される」「『永野芽郁のオールナイトニッポンX』を降板(番組自体も終了)」「ドラマ『キャスター』の打ち上げで『人間として強くなる期間だった』と渾身スピーチ」など、いまだにネットニュースなどを騒がせている(というか、騒がれている)永野芽郁。「過去に、インスタライブでこんな発言をしていた」「過去に、●●にこんなことを言われていた」といった切り取り動画もたくさんアップされていて、なかなかのリンチ状態……。アタシちょっと、1990年代の裕木奈江バッシングを思い出したわ。もっとも、裕木奈江の場合は不倫したわけでもなんでもなく、「不倫しそう」「ぶりっ子っぽい」というイメージだけで叩かれていたので、余計かわいそうだけど……。

そんなわけで、ほかの不倫案件同様、「直に被害を受けたわけでもないのに、そこまで叩く必要ある?」と、バッシングを冷ややかに眺めているアタシだけど、「さすがに難しいかも」と危惧していたのが、来年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』への芽郁の出演。いや、「したたかに正妻の座を狙う側室の役」とかだったら全然いけたと思う(むしろ観たい)けど、「主人公・秀長の初恋の相手」はちょっとキツいわよね。ピュア寄りな存在として描かれる可能性大だし、永野芽郁が出るたびに「こんな役やってるけど、実際には……」みたいな雑念が頭をよぎるのは辛い。

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と思っていたら、5月19日、永野芽郁の『豊臣兄弟!』降板が発表され、3日後には白石聖ちゃんが代役を務めることが明らかに。『西郷どん』で斉藤由貴の代役を務めた南野陽子、『麒麟がくる』で沢尻エリカの代役を務めた川口春奈、『光る君へ』で永山絢斗の代役を務めた竜星涼など、このところ、「大河ドラマで代役を務め、株を上げる」ケースが結構多いので、もう少し「今度は誰がこのビッグチャンスを掴むのか」という話題で盛り上がりたかった……。

ちなみにアタシ、2019年に放送されたドラマ『だから私は推しました』で初めて認識して以来、『しもべえ』『カナカナ』『大奥』と縦続けにNHKのドラマで聖ちゃんを見、好感を抱いていたの。聖ちゃん、基本的には芯の強い役が多く、本人もかなりサバサバした感じみたいだけど、ピュア寄りの演技もしっかりできるし、「男勝りな性格だが、小一郎のことをひそかに慕っている」という役どころに合いそう。聖ちゃんがこの機会をどう活かすのか、楽しみにしているわ!

 

<水曜日掲載>

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

 

 

 

 

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