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被害者の母が告白 フードデリバリー配達員による女子わいせつ事件なぜ起きた

社会
※写真はイメージ
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「容疑者は娘を抱きしめたりして……」

Sさんは娘がされたことを思うと胸が苦しくなるのだろう。言葉を詰まらせ、自分の口から語ることができなくなった。そのため、警察での事情聴取のために書いたというメモを私に見せたのだった。

外国人による性犯罪が急増中

この事件は、現代日本の生活の安全をめぐる2つの重大な問題を浮き彫りにした。1点目は「外国人による犯罪と『逃げ得』」、2点目は「フードデリバリーという働き方に潜む『成りすまし就労』と『運営企業の無責任』」である。

まず第1の問題に目を向けたい。2025年版の『犯罪白書』によると、外国人による刑法犯の検挙件数は1万8861件(前年比21.4%増)、検挙人員は1万464人(同7.6%増)となっており、全検挙人員の5.5%を占めている。日本の総人口に占める外国人の割合が約3.1%であることを考えると、人口比に対して刑法犯の検挙人員が占める割合は高い。

外国人犯罪のうち、不同意性交等や不同意わいせつといった性犯罪は長らく横ばいで推移していたものの、13年頃から徐々に増加し始め、23年以降急増している現状がある。近年の類似事件をいくつかピックアップしてみたい。

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●昨年7月、19歳の女性宅に侵入して顔にブランケットをかぶせて胸や下半身を触るなどした建設作業員の男(33歳/ベトナム国籍)に対し、山口地裁は今年9月、不同意性交等傷害などの罪を認め、拘禁刑6年の実刑判決。

●昨年11月、香川県立高松北中の外国語指導助手だった男(34歳/フィリピン国籍)が、英語の授業中に複数の女子生徒の胸や下腹部を触ったとして、今年7月に逮捕。

●今年4月、千葉県習志野市の路上を歩いていた18歳の女性に後方から近づき、体を触るなどのわいせつな行為をした派遣社員の男(45歳/インド国籍)が、9月に逮捕。

●今年6月、飲酒により抵抗できなくなった女性に暴行して不同意性交した容疑で、徳島市の専門学校生の男(28歳/フィリピン国籍)が8月に逮捕。

こうした状況で起きたのが、今回の事件だった。 もちろん、外国人による犯罪の被害に遭うのは女性だけではない。日本で起きている外国人犯罪のうち、ダントツに多いのが窃盗だ。

なかには『トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)』が関与する闇バイトや、外国人グループによる広域窃盗もある。他に、強盗殺人、特殊詐欺、薬物の製造や密輸などもある。静岡県富士市で発覚したイラン人による覚醒剤密造事件では、40kgもの粉末や結晶が見つかっており、その規模には驚かされる。

こうした外国人による犯罪の被害者にとって深刻なのが、損害賠償金を回収できないケースだ。刑事事件の裁判の進展にあわせて、犯罪被害者は、損害賠償請求を行うことがある。しかし、たとえ勝訴して賠償判決を得たとしても、加害者が日本国内にめぼしい資産や給与債権を持っていなければ差し押さえできない。

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