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食品添加物の危険を煽ってバカを騙すマスコミの罪

社会
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ここ数年、週刊誌を筆頭にメディアがやたらと食品添加物の危険性を煽ることが増えた。そして記事を読んだ中高年の情弱バカは、身近な食品の安全性を疑い始め、大騒ぎしている。マスコミはなぜ、こんな信頼性に欠ける情報ばかりを垂れ流すのか?
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定期的に訪れる食品の危険性ブーム

このところオヤジ系週刊誌メディアで盛んに掲載されているのが「食の安全」についての特集記事だ。中でもやり玉に挙げられているのが食品添加物の危険性についてで、これでもかというほど多くの食品が「食べてはいけない食品」として指摘されている。

なるほど、現代社会に流通している食品の多くに様々な添加物が使用されているのは事実であり、食品添加物を全く摂取せずに生活することは不可能だろう。防腐防カビ剤、合成着色料、保存料、合成甘味料、化学調味料といった添加物には素人では理解できない化学物質が使用されているわけだが、そうした添加物の中に人間の健康に被害を及ぼすものがあるのだとすれば、由々しき問題だ。

現在、週刊誌がまたも「食が危ない」記事を量産するようになったきっかけは今春に発覚した「紅麹サプリ問題」だろう。これは製薬大手の小林製薬が販売していた紅麹製品の一部に人体に有害とされる「プベルル酸」が含まれており、腎疾患などの健康被害が報告されたという騒動。紅麹は食品の原料として多くの企業にも販売されていたため、これ以降、食の安全に関する国民の意識が強まっているというわけだ。

もっとも紅麹の騒動に関してはその後の調査によって、何か有害な物質が含まれていたわけではなかったことが判明している。

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紅麹の培養段階でドラムに発生した青カビが混入して有害なプベルル酸が発生していたという「事故」だったのだが、それでも一般消費者の間で食の安全に関する不安感が広がったことは間違いない。食の安全に詳しいジャーナリストが解説する。

「こうした不安感に便乗する形で多くのメディアが食の安全性問題を取り上げるようになりました。とはいえ日本では食の安全はかなり厳格に管理されていますしそうそう同じような問題があるわけではないのですが、そんな中で目立っていたのが小学館『週刊ポスト』『女性セブン』の2誌と老舗出版社の『週刊新潮』です。これらのウェブメディアである「NEWSポストセブン」「マネーポストWeb」や「Web新潮」など含めて同様の特集記事を連発しています」

日本の食品は本当に汚染されまくっているのか

特集タイトルをざっと挙げてみると「【ハム大手4社の加工肉】国際がん研究機関の発がん性分類『グループ2A』の亜硝酸ナトリウムを含む123商品の実名リスト」「【国産食品の不都合な真実】農薬使用量は世界トップクラス、残留農薬基準量は諸外国よりはるかに高い」「心筋梗塞リスク物質トランス脂肪酸を含む 危ない食パン&菓子パン 204商品全実名」「体を蝕む『ステルス添加物』リスト『一括表示』や『化学調味料不使用』に注意」(以上、『週刊ポスト』『女性セブン』「NEWSポストセブン」「マネーポストWeb」)。

『週刊新潮』も以前から食の安全に関する記事を頻繁に報じており、これまで「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」「ランチパックも危ない! 『食べてはいけない超加工パン』実名ランキング」「ぷっちょ、クロレッツ… 子どもに控えさせたい『食べてはいけないお菓子』ランキング」「フードアナリストが語る 私が絶対摂らない食品添加物」といった記事が話題を呼んだ。

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