今どき誰が日産車を買うのか?
基本的に現在、日産の新車を買う人は3種類しかいません。日産の関係者か、日産の信者か、情弱の年寄りか。
最近何かとお騒がせな「エゴと無能経営」でお馴染みの日産自動車。2025年3月で内田元社長が退き、新しくメキシコのエスピノーサ新社長が就任したものの、突然の辞令だったようで戦略構想については大して語らず、経営手腕も未知数。最悪倒産してしまうかもしれない会社の車なんて、誰も新車で買いたいとは思いません。
日産は株主に向けてのリストラや役員人事もいいですが、まずは悲惨なマーケットの現状を直視し分析することから始めるべきでしょう。北米はジリ貧、中国は壊滅。ほぼ切り捨てたはずの日本だけ細々と延命できているという皮肉な状況です。
しかしその日本でも、昔から言われ続けてきた塗装と電装の弱さだけではなく、ユーザーたちは近年の日産車の重大な欠点に気づき始めてきています。これ以上の日産自動車ならぬ「悲惨自動車ユーザー」を生まないためにも、現行の日産車を買ってはいけない理由を車種ごとに挙げていきたいと思います。
チープなノートe-POWER
かつての携帯電話と違ってもう進化しない、チープなガラパゴスカーがノートe-POWER。
単なるシリーズハイブリッド車であるノートを、一時期は「最新技術による電気自動車」とフェイク宣伝していましたが、誰かに怒られたのか情報弱者を取り込み尽くしたのか、最近になって単に「e-POWER」を前面に押し出す広告展開には冷笑してしまいます。
本来なら、主力モデルとして頻繁にモデルチェンジしたいところですが、ルノーと共通のシャシーをベースとしているので、今の日産の資金力では足回りを含めた完全ニューモデルへのチェンジは厳しく、バリエーション追加やグリルの変更などでチマチマと「やってます感」を演出。
日本ではいちばん活気があるコンパクトカー市場において、存在感が薄れつつあります。