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池田大作の死後、創価学会はどうなるのか?

社会
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池田大作は確実に存命している

10年ほど前、創価学会の本部職員3人が解職されるなどの事件があった。彼らはそれを機に、学会へ公然と「池田先生のお考えと違う」との反旗を翻したのだ。

彼らのブログなどでは、「判断能力を喪失した先生の名を借りて、勝手に組織を専断している」という旨の記述が出てくる。彼ら3人は、大学卒業から直接、創価学会本部職員となったエリートだ。その職務から知り得た情報に則しての主張なら、事実だと判断できよう。

はたして、今の池田氏に判断能力、発声可能性はあるのか? これついては、いくつもの都市伝説が生まれては消えている。

完全なる誤報だったのは、『週刊文春』(2011年10月27日号)だ。概要は池田氏が入院している病院の看護師が“証言”したとされるもの。私はこの記事が出た直後、別媒体で「証言の信憑性が疑われる」と書いた。それを見て飛んできたのは、文春記事の提供者男性。いわく〈山田が書いているのはウソだ。看護師に会わせてやるが、カネを提供してほしい〉とのこと。私の記事掲載誌編集長は、提供者男性の名前に記憶があった。かつてこの男の持ち込んだ話で記事を作り、誤報でお詫びした経緯を思い出したのだ。

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案の定、騙された文春は「再取材したが証言者は看護師だと確認が取れなかった」と創価学会側抗議に全面降伏したのである。この記事以降、少なくとも雑誌媒体での池田大作の病状記事は消えたと言っていい。

よく浮上する「死亡説(影武者説)」だが、これは100%ない。私は「池田氏が将来への檄を飛ばす時=それが掲載された聖教新聞が会員へ届いた頃から、将来の出来事の結果が出るまで池田氏は存命」と考えている。たとえば、22年2月7日付の『聖教新聞』には、兵庫県の会員宛メッセージが掲載されている。前日、創価学会の月例重要行事「本部幹部会」が兵庫で開かれたおりのものだ。兵庫といえば、目下、自民党と公明党が今夏参院選での相互推薦問題で揉めている震源地。つまり、今夏の参院選の結果まで池田氏は見守っているというサインなのだろう。

影武者説が間違いなのは、「あとは君らに任せた」と10年の段階で池田氏が公言した事実を一方的に無視している点。そう言った以上、以降表に出てくることは前言を翻す結果になる。他の新宗教団体ならいざしらず、こういう点に関して創価学会は、厳格なのだ。

気になる葬儀の「参列者」は?

とはいえ、池田氏の退き方があまりに唐突で、将来を考えたものなのかという声は学会組織内から聞こえてくる。これは、退いたはずなのに池田氏が登場するケースへの疑問である。

2010年6月以降、創価学会内部を別にして、池田氏公式の登壇、登場、対談、インタビューなどは皆無だ。ただし、いわゆる創価学会の「旗日」前には、信仰者のつとめである「唄題」が行われたと機関紙で報じられるのだ。しばらく前までは、こうした際に同席した幹部らの名が添えられていたが、今やそれすらも消え去った。

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