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見せ金3600万円が炸裂した:メンズエステ開業日記4

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さっそく、申込みしようと思ったのですが、前回と同じ轍を踏むわけにいかないので、ここは不動産屋の担当者に正直に話して相談することにしましょう。直近で三井不動産に審査落ちにされたこと、おそらく個人の確定申告が赤字なのが問題であること、CICで信用情報を確認したところ問題なかったことまで、懇切丁寧に説明します。

担当者は「なるほど、なるほど」と聞いていますが、ただの20代後半の小太りの若者です。ちゃんと分かっているのか、と不安しかありません。しかし一応、言っていることはわかったらしく、こんなことを提案してきたのです。

「確かに個人事業主で赤字申告をしている人は審査に落ちることも少なくありません。それは仕方ないので、だったら支払い能力があることを証明するために現金のたくさん入った通帳のコピーを用意するという手がありますよ。まぁそれでも100%とはいえませんが、審査に通る確率は上がります」

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なるほど! 確かにそれは説得力がある話です。ただし問題があるのです。残念な話ですが、僕の通帳に入っている現金なんて新型コロナの持続化給付金の100万円を合わせても200万円程度。これでは支払い能力を証明するどころか、先方も不安しかないでしょう。しかし、ここではたと思いつきました。かの小室圭はアメリカのUCLAに留学するに際して保証金が足りず、母親の婚約者から見せ金として200万円を振り込んでもらい乗り切っています。その金を返済しなかったことが、今の苦しい状況を招いたわけですが、それはそれ。誰かに一時的に金を借りて通帳に見せ金さえ入れれば、入居審査落ちを回避できるはず。不動産屋も現金はあればあるほどいいと言っているので、可能な限り金を集めるとしましょう。

そして3日後、友人、知人、親兄弟をフル動員して、3600万円の見せ金が入った通帳を作成することに成功! これでよもや審査落ちということもないでしょう。そんなわけでさらに3日後、入居審査に通ったとの連絡が。とてもめでたいことですが、小室圭みたいに、この金を返さなくていいってみんな言ってくれないかなあ。否、むしろこれを持ち逃げしちゃえば、副業以前にボロ儲けなのでは、という誘惑も否定できません。まぁ返しましたけど…。

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仲介手数料なども合わせて初期費用41万5000円を振り込んで、ようやく部屋も借りられました。これからはいよいよオープンに向けて、作業を加速させていきたいと思います。

そこで今回もメンエスコンサルのN氏に、開業にあたって揃えなければならないものを確認したいと思います。N氏、最低限必要なものだけ教えてください!

「まず大きいものからいきますね。洗濯機(できれば乾燥機付)、冷蔵庫、電子レンジあたりは必須です。あと備品としては当然マッサージマット、あとメンエスの特徴でもある大きい鏡(施術中のセラピストを見て楽しむため)、椅子とテーブル、コップとコースターあたりですね」

洗濯機あたりは、なかなか大きな出費になりそうですね…。では消耗品は何を買えば?

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