第2回 女性セラピストが働く部屋を借りる
48歳独身、低所得のフリー編集者が人生の負け組から一発逆転を狙って、副業でメンズエステ開業を目指す連載も2回目です。
読者のみなさんは、巷ではやっている「FIRE」なる概念をご存知でしょうか? これは「Financial Independence,Retire Early」を略した言葉で、「経済的自立と早期リタイヤ」という意味だそう。なんかいけすかない雰囲気ですが、何のことだかわかりませんよね、これ。
ざっくり言うと株や投資信託、不動産なんかで資産運用して、毎月生活できるくらいの運用益が出るようになったら、さっさと会社を辞めちゃって、その後の人生は資産運用だけでお気楽に生活していきましょうって話なのです。ちなみにFIREのためには、年間支出の25倍の投資元本が必要とされています。仮に年400万円の収入のある人と同じ生活がしたければ、1億円が必要ってことです。つまり、FIREなんて夢見られるのは結局、端っから勝ち組だけって話なんですよ。上場企業のサラリーマンなら、月に20万円くらいを投資に回して倍々ゲームで15年ほどで気がついたら資産が1億円なんてこともあるかもしれませんが、低所得の負け組には縁のない話です。そもそも生活がカツカツで投資に回すカネがありません。
ただし自分的には貧乏人でもメンエス経営でならFIREも夢じゃないと信じています。
前回と同じことを書いて恐縮ですが、上流階級以外の人間がカネを掴むためには、ちょっとグレーゾーンの胡散臭いビジネスに手を出す以外に方法がないのです。ここ大切なので、何回も声を大にして言っていきます。
今回も前置きが長くなってしまってすみません。前回の続きです。メンエスコンサルまでお願いして、準備万端整えたところからスタートです。
※前回記事「メンズエステを始めると決めた日」はこちら。
まずメンエスを開業するにあたって必須のものが2つあります。
言うまでもありませんが、部屋とセラピストです。セラピストは一朝一夕では手に入らないので、置いておくとして、すぐになんとかなるのは部屋の方でしょう。前回面談したメンエスコンサルのN氏によれば、メンエスを営業するのにマンションの許可を取っている人などいないということなので、自分が住む体で部屋探しをしていきたいと思います。
いざ不動産屋へ!