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「逆ギレママチャリおばさん」騒動で思ったこと:ロマン優光連載287

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287回 「逆ギレママチャリおばさん」騒動で思ったこと

編集氏から「次のネットコラムのテーマ、逆ギレママチャリおばさんの件とかどうでしょう。NHKでも取り上げられてましたし」と言われ、X(旧Twitter)で最近見かけるようになった「ママチャリおばさん」について、なんとなくしか知らなかったので改めて調べたのだが、この騒動自体にはとりたて言うことはない。

定期的にネット上で起こる過剰な炎上沙汰の一つでしかないように思えるし、執拗にこの件をいじり続ける少数は残るにしろ、世間的にはすぐに忘れてしまわれることだろう。この原稿がアップされることには既にそうなっているかもしれない。

大元の人物の行動に問題があるように見える。ただ、顔を晒すのはやり過ぎだろうと思う。

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実際に本人や家族が特定されて、やったこと以上のダメージを受けているわけだから。今以上にダメージを受ける可能性もある。こうなってしまうと、下手したら訴えられて賠償しなければならなくなったり、犯罪認定を受けてしまうかもしれない。腹がたつのはわかるが、それこそSNSで「こんな人がいて、ひどい目にあいました。はらたつー」ぐらいの話をあげて、共感してもらったり、慰めてもらうぐらいにしておいたほうがいい。

こういう時に本人情報を特定したり、個人情報を拡散したり、凸したり、動画や画像を加工して遊んでいる人をみると、よくあんなことやるよなと思う。

別にモラルがないことに驚いているわけではない。いまさら、そんなことにショックを受けたりはしない。ネットリンチというか、何かネットで騒動が起きると便乗して、叩いてもいいと思われる人を叩いて気持ちよくなっている人の心理についても、色んな人が数えきれないほど言及して批判しているわけで、この原稿で改めて触れる気もない。ただ「訴えられるかもしれないのに、よくそんなリスクをおかすよな…」と思うという話だ。

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