ただし営業的には「カラマーゾフ」で失敗したわけですから、ドストエフスキーはゲンが悪いと考えるのが妥当。さすがに『罪と罰』も『白痴』も止めておきましょう。でも物は考えようです。ドストエフスキーでは失敗しましたが、ロシアの二大文豪といえばトルストイが残っています。彼の代表作は『戦争と平和』ですが、メンエスの店名として不適当なのは僕でもわかります。ここは『アンナ・カレーニナ』あたりがしっくりくるでしょう。否、むしろ「アンナ・カレーニナ」、悪くない気がしてきました。
とはいえ今回の店名変更、失敗は許されません。
ここは人様の客観的な意見も聞いて、最終決定したいと思います。それに最近、切に考えるのですが、自分はエロに関する感性が圧倒的に不足しています。シンプルに言えばエロの才能が皆無なのです。メンエス経営がうまくいかない原因のひとつがこれなのではと思っているくらいです。
そんなこともあって、今回意見を聞くのは知人のライター・町田足土(@machiashi2021)です。
彼は言わずと知れた「エンコーのカリスマ」、これまでの人生、欲望の赴くままに1万人以上の少女たちとエンコーを繰り返し、はてはエンコーエロ動画を販売して数億円単位の巨万の富を築き上げた、紛うことなき「エロの天才」。エロにおいては、僕が少年野球だったら、町田足土はメジャーで大活躍する大谷翔平クラスと言っても過言ではありません。僕の人生で出会ったなかで、圧倒的な本物は彼だけです。ただいかんせん、その才能が大衆受けするものではなかったことだけが、本当に悔やまれます。
それはそうと町田さん、新店名は「アンナ・カレーニナ」でいこうと思ってるんですけど、どう思います?
「は? バカなんですか? ありえないでしょう。まったくダメですね」