第6回 水風呂でムカついたこと、Z世代がムカつく、文藝のムラ社会がムカつく
この前、新橋のアスティルというサウナで水風呂に入っていたら、知らない若者が「かけ湯して入りました?」と、わざわざ絡んできた。
僕は水風呂に入る前は極力体を冷やしたくないから、
水ではなくお湯でかけ湯してから入るタイプ。だから、
少し離れたところでお湯でかけ湯してから水風呂に入ったんだけど、おそらくその場面は見ていなかったのだろう。
こっちもムカついたから頭にきて、「てめえ、ぶち殺すぞ!」と言いに行ったら、そいつは下を向いてモジモジしてるだけ。そんなビビリなら絡んでくるなよ、とマジでムカついた。
日本人って異常に同調圧力が強いからか、ルールそのものを気にかけるのではなく、他の人がルールを守っているかどうかばかりを気にしてるバカが多すぎる。
もちろん、僕だってかけ湯はするべきだと思っているけれど、水風呂に入る直前に水をかけるだけじゃなくて、シャワーだったり、お湯で済ませる人もいるってことくらい考えてほしい。
かけ湯に限らず、コロナ禍以降、黙浴が推奨されていたこともあって、すでに緩和されているのに、いまだにサウナで話していると、キレてくる奴もたまにいる。
人を監視して、警察ぶりたいアホってどこにでもいるけれど、ホントに勘弁してほしいなあと思うね。
Z世代がムカつく
最近ムカつくのは「Z世代」をやたらとチヤホヤして、迎合しようとする広告業界のオッサンたち。
そもそも、勝手に世代をラベリングして一括りに扱うこと自体がとても浅はかな考えだと思う。「Z世代は環境意識が高い」とか、「Z世代は優しくて共感力が高い」とか、一方的にラベリングしてるけれど、実際には一つの世代のなかにもいろんな人がいる。
闇バイトして捕まった奴もいれば、トー横でクスリやってラリってる奴もいるし、醤油ペロペロしてニュースになった奴だってZ世代。『ブレイキング・ダウン』に出て殴りあったり、それを見て盛り上がってるのだってZ世代なんだから、やっぱり、世代で区切ることほどバカらしいことってない。