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日経ビジネス「経営者の女性問題、防ぐのは困難」という記事がヤバい:ロマン優光連載302

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302回 日経ビジネス「経営者の女性問題、防ぐのは困難」という記事がヤバい

日経ビジネスの『「経営者の女性問題、防ぐのは困難」と進化心理学者』(2024年7月31日)という記事がX(旧Twitter)のTLに流れてきたので「なにこれ?」と思いながら読んでみたところビックリ! 男性経営者が女性問題で失脚することが多いのは何故かということについて、進化心理学者で、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)准教授のサトシ・カナザワ氏に聞いている記事(日経ビジネス電子版 2024年4月30日の記事を再構成したものだという)なのだが、このカナザワ氏の回答が本当にひどいのである。

「経営者の女性問題、防ぐのは困難」と進化心理学者 - 日本経済新聞
近年、女性問題で失脚する男性経営者が後を絶たない。ウエルシアホールディングスの社長が先ごろ愛人問題で辞任した騒動は記憶に新しい。タムロンの社長も、愛人とみられるホステスを会社の経費で海外出張に同伴させるなどしていたとして2023年に辞任。ENEOSホールディングスの会長と社長も22年以降、相次いでセクハラ行為で失脚した...

冒頭の「一般的に男性は経営者を目指して懸命に働いており、無意識のうちにより多くの女性と情事を重ねることをその目的としています。経営者になることは手段にすぎず、女性との情事こそが本来の無意識的な目的だと私は考えます」というフレーズだけで、身もふたもないひどさに頭を抱えてしまう人、笑いをこらえきれなくなる人も多いだろう。

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最後の「ほとんどの人は飛行機に乗っても、無事でいられるように、愛人がいる経営者のほとんどが、無事に過ごせています。リスクを取ってでも愛人をつくることは合理的な判断だとも言えるのです」というのも、かなりのキラーフレーズである。

カナザワ氏の主張を読んでいくと、大まかにいうとこういった考えがあるのがわかる。

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