日本のSNS上では、リベラル・左派のアカウントの中に「保守・右派よりリベラル・左派のほうが知能指数が高い」説を使って、ネトウヨと呼ばれる層をバカにするようなことをする人がいたが、このような人物の説をありがたがっていたことを本当に反省してほしい。
カナザワ氏がトンデモなのは今に始まったことではないし、「黒人女性は科学的にも他の人種と比べて魅力的ではない」との説は13年前の話なのだが、このような人にコメントを求めにいった記者はカナザワ氏に何を言ってもらいたかったのだろう。本能だからしかたがないといってもらって、読者に「仕方がないよね」と開き直って安心してほしかったのだろうか。本気で優れた考察だと思っているのだろうか。バカバカしいのは承知の上で炎上狙いで選んだのだろうか。
カナザワ氏みたいな人が存在することより、そういう人の発言をタブロイド誌ではないはずのメディアがちゃんとしたものであるかのように流したり、こういった内容の発言こそ求めているものだとしたら、そっちのほうが怖いのである。