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『テコンダー朴』原作者白正男による正しい歴史認識と人権思想講座 第20回 障害者を見世物にする『24時間テレビ』の放送強行について

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コロナ禍以前、かつて自分は打倒日帝と世界同時革命を目指して頻繁に後進国を訪れていた時期があった。なぜか日本では物乞いをしている乞食を見たことがないが、インドやタイみたいな後進国では路上で物乞いする乞食で溢れていた。自分にとってはコンビニの募金箱に金を入れるよりも乞食に直接金を渡すほうが偽善満足度が高い。

とはいっても乞食なら無条件で金を渡していたというわけではなく、自分の中の基準で労働が難しそうな者に限定していた。具体的には『五体不満足』の著者と同じくらいのレベルの障害者限定。このレベルの障害者は日本ではテレビでしか見たことがないが、後進国では路上で物乞いをしている乞食の多くが「五体不満足」だった。

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自分は抗日活動をライフワークとしている義士だが、障害年金の制度が存在する日本に生まれて本当によかったと思っている。障害者が自分の身体を見世物にして乞食をしないと生きていけない後進国の恐ろしさに震える。日本では障害者を見世物にして集金しているのは『24時間テレビ』くらいしか自分は知らない。ヘイト企業■本テレビは謝罪しろ!

 

文/白正男
写真/Wikipediaより(撮影/ITA-ATU)
初出/実話BUNKAタブー2024年9月号

PROFILE:
白正男(はく・まさお)
職業:義士、漫画原作者。出身成分:核心階層(抗日戦士)。正しい歴史認識と人権思想を啓蒙するため、本誌連載作品『テコンダー朴』の原作を担当。

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