人権派格闘技漫画の最高峰『テコンダー朴』を世に送り出した義士・白正男先生が、日本人に正しい歴史認識と人権思想を啓蒙すべく、筆を執っている本連載。日本でも若者の薬物汚染が問題になっているが、白先生は合法でも非合法でもその手のものはやらないと決めているという。その決意のきっかけは薬物によりある超能力を身につけた知人の姿だった。
第13回:キッズどもよ、麻薬に手を出すな!
いわゆる「大麻グミ」による健康被害が相次いで発生しているという。厚生労働省は大麻グミに含まれているHHCHを11月22日から規制対象の薬物に追加。12月2日から販売や所持、使用が禁止される。
HHCHは大麻取締法で規制されている大麻の成分THCに類似した合成化合物。テレビのニュースなどでは大麻グミと呼んで報道していたが、大麻グミ(HHCH)と大麻(THC)は本来は全く別のもの。大麻グミという名称だと「健康リスクは大麻と同程度」「大麻と同じなら大したことない」と誤解する人が出てくる可能性があるので、HHCHグミとか別の名前で呼ぶべきだと思う。
HHCHは規制を逃れる為に作られた新種の薬物で、当然ながら治験も行われておらず安全性が保証されていない。大麻グミを食べるのは人体実験のモルモットに志願するのと同じ。人体実験が終わってないからどんな害があるかわかっておらず、未知の毒性が潜んでいる可能性もあるのだ。キッズどもよ、新種のドラッグのモルモットになるな!
自分は合法でも非合法でもとにかく麻薬の類はやらないと決めている。キッズどもに麻薬の恐ろしさを啓蒙する為に、自分が麻薬はやらないと決意したきっかけとなった出来事について語りたい。
『テコンダー朴』原作者白正男連載:第7回 タイの地で●薬の売人から聞いた人種差別被害の過去
『テコンダー朴』原作者白正男連載:第3回 ゲーマー・たぬかなによる低身長差別の問題の本質
インド旅行中に知り合った日本人の大学生は時を止める能力を身につけた
かなり昔の話。インド旅行中に日本人の男と知り合った。その男、A君は某有名大学の学生だったが、朝から晩まで宿に籠ってずっと大麻を吸っている正真正銘のクズだった。