人権派格闘漫画の金字塔としてカルト的人気を誇る漫画作品『テコンダー朴』の最新9巻の発売が2023年04月25日に決定、世間を騒がせている。
『テコ朴』9巻は覇皇会館武闘大会に参加表明するツワモノが多数出てくるが、その開催のきっかけとなったのは阿部野の死であった。
本記事では昨年発売された8巻から、阿倍野総理の死を描いた57話「死闘の果てに」を転載。新刊発売まで期間が空いてしまったので、9巻を読む前に改めて内容をおさらいしてほしい。
時を戻せば、2022年7月8日に演説中の安倍晋三元総理が銃撃され死亡。発売直前だった『テコ朴』8巻のカバーイラストが阿倍野総理の大写しだったことから「安倍晋三の死を予言していたのか?」「さすがに不謹慎ではないか?」と世論が紛糾した件があった。
これに原作者である白正男は、作品開始15周年記念特別インタビューで反応。「まず前提として、本作品はフィクションです。登場するキャラクターは全て架空の人物です。実在の人物とは一切関係ありません。阿倍野のモデルが安倍元総理ではないかと一部で言われているらしいが、それは誤解であると明言しておく」と、その偶然に驚いていた。
激レアインタビュー『テコンダー朴』原作者・白正男の謎に包まれた半生が明らかに
人権派格闘技漫画の金字塔『テコンダー朴』の原作者である白正男の、作品開始15周年記念特別インタビュー。今までまったく情報を公開してこなかった氏がついに誌面に登場、僕らの質問に答えてくれた。珠玉の激レアインタビューに刮目せよ! あえて皇帝に即位しなかった ――今年でテコンダー朴は15周年を迎えますね。先生おめでとうござい...
9巻にも実在の人物がモデルとなったかに思えるキャラが出てくるが、奇跡的な偶然の一致であるという。
こうしたをミラクルを探しながら読むのも、『テコンダー朴』の楽しみ方なのかもしれない。