人権派格闘技漫画の最高峰『テコンダー朴』を世に送り出した義士・白正男先生が、日本人に正しい歴史認識と人権思想を啓蒙すべく、筆を執っている本連載。自民党総裁選で本命視されていた小泉進次郎は決選投票で高市早苗に敗れ、涙をのんだ。本稿は総裁選の最中に、白先生が小泉新総裁誕生を危惧して執筆したものである。
第35回:小泉☆ステマ乙☆進次郎は各国首脳と渡り合えるのか
自民党総裁選で露呈した進次郎と進次郎陣営の能力
自民党総裁選の最中、小泉進次郎氏のステマ疑惑が大きな波紋を呼んでいた。このステマ疑惑とは、小泉陣営の広報班長を務めていた牧島かれん元デジタル相が、小泉氏を称賛したり、他の候補を中傷したりするコメントをネット(ニコニコ動画)に投稿するように指示するメールを陣営関係者に送っていたというもの。
メールには「ようやく真打ち登場!」「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」などの24の例文が記されており、「ビジネスエセ保守に負けるな」といった高市早苗氏への中傷と思われる例文も含まれていたという。いきなりステマかよ? 小泉☆ステマ乙☆進次郎ッパリらしいな。
ステマ(ステルスマーケティング)とは、広告であることを隠して商品の宣伝を行なうこと。企業やインフルエンサーがステマで消費者を欺いた場合、景品表示法違反(優良誤認表示)で罰則対象になる。しかし政治家は商品とはいえず、景品表示法のステマ規制の対象外と思われる。さらに総裁選は自民党内の選挙だから公職選挙法は適用外。総裁公選規程には違反しているが、これは法律ではなく自民党内の規則だから刑事罰には問われない。小泉陣営はステマ的なやらせコメントで印象操作を行って有権者を欺き、優良誤認させて進次郎に投票させようと企てた疑いがあるが、現行法では違法行為とまでは言えないらしい。
小泉陣営のステマ疑惑について自民党総裁選管理委員会は、総裁公選規程第12条(対立扇動の禁止)違反としたが、牧島氏に厳重注意をするだけで終わった。ネット上では「処分が軽すぎる」「立候補辞退すべき」といった批判の声が高まり、「総裁選辞退」がXのトレンド入りした。
