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朝ドラウォッチャーが語る『あんぱん』の評価:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載563

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ちなみに『賜物』も、曲自体は嫌いじゃないの。ただ、オープニングに使われている1番と、2番以降の展開が全然違って、むしろ2番以降のほうがドラマには合いそうなのよね。あえて1番を使ったのは、ミスマッチを狙ったのかしら。これから戦時中の物語になると、ますますオープニングとドラマのギャップがひどくなると思うんだけど、もしかして今後、2番以降に差し替えたりするのかしら。

さて、話をドラマに戻すと、主人公2人が成長してからの『あんぱん』、ちょっと微妙なのよね……。矛盾するところとか描き方が雑に感じられるところが結構あるの。そこが気になってしまって、最近、あまりドラマに入り込めなくなりつつあるわ。まだ全体の3分の1しか終わっていないので、なんとか立て直してほしい……。

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一方で昨日、2026年後期の朝ドラが、山口県岩国市出身の作家・宇野千代さんをモデルとした『ブラッサム』に決定したとの発表が。実は岩国はアタシの両親の出身地でもあり、なじみ深い土地なので、めちゃくちゃ楽しみ。どうか名作になりますように!

 

写真/NHK『あんぱん』公式サイトより

<水曜日掲載>

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

 

 

 

 

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