第520回 エスムラルダの2024年オススメ春ドラマ
2024年4月スタートのドラマもそろそろ終盤に。今期も興味深いドラマはたくさんあるんだけど、アタシ今、ちょっと忙しくて、ほとんど観られていないの。
ただ、そんな中でも、続きが気になって欠かさず観ているのが、朝ドラ『虎に翼』と『アンチヒーロー』（TBS系日曜21時～）と『ミス・ターゲット』（テレビ朝日系日曜22時～）。もちろん大河ドラマ『光る君へ』も見続けているので。なぜか今期は日曜日の夜、20時から3本連続でドラマを観ることに。
『虎に翼』（2か月たっても高クオリティと面白さをキープしたまま。すごすぎる）と『光る君へ』については以前書いたので、今回は『アンチヒーロー』と『ミス・ターゲット』について、アタシなりのおすすめポイントを紹介するわ。
まず『アンチヒーロー』は、長谷川博己演じるヤメ検の弁護士・明墨が、自らが有罪にしてしまった12年前の殺人事件の容疑者の冤罪を晴らすため、ときには違法スレスレの手を使いながら司法の闇に迫っていくという物語。12年前の事件を縦軸にしつつ、毎回異なる事件が扱われるんだけど、一見バラバラに見える毎回の事件が、実はすべて12年前の事件に関係しているという構成がアタシ好み。
そして、かなり日曜劇場仕様にしている長谷川さんの演技や、いろいろあった香川照之さんに代わり、今後日曜劇場の敵役を一手に引き受けそうな勢いの、野村萬斎さんのいやらしい感じがたまらない。残り2話で裏切りやどんでん返しが待っているとのことで、楽しみだわ！
それにしても一時期、歌舞伎役者さんが敵役に引っ張りだこだったけど、もしかしてこれから、狂言師の敵役ブームが来るのかしら。個人的には、日曜劇場で、和泉元彌さんの敵役も見てみたいわ……（似合いそう）。
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