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広末と付き合ってる鳥羽周作よりも文春がムカつく:箕輪厚介「今月これにムカついた」 連載4

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僕は「Sio」に何度も通ってるし、鳥羽さんとも親しいけど、報道が出た最初の頃は、世の中的に「鳥羽さんスゲー! 若い時の夢叶えたのか!!」みたいな空気だったこともあり、正直、ちょっとだけムカついていた。

でもそのあと、鳥羽さんの会社が取引先の企業から一方的に契約を切られたり、
連日メディアの集中砲火を浴びたり、過去の出演動画まで掘り起こされていく中で、さすがに可哀相だなと思うようになっていった。

心配になり、鳥羽さんに連絡してみたら、広末との関係を自慢されるなんてことは全然なくて、メチャメチャへこんでた。「僕、これから生きていけますかね……」みたいな感じで弱っていたから、逆に鳥羽さんのことが好きになった。

誤解してほしくないのは、不倫についてニュースとして取り上げること自体を否定しているわけじゃない。不倫なんてみんな興味があるし、それが気になるのは人間の性だから、出版社がキラーコンテンツでカネを稼ごうとするのは当たり前のことだ。

ただ、綺麗ごとを言ったり、正義ヅラした感じでやっているのはかなりムカつく。ガーシーみたいに、最初から自分のことを悪人だと公言してやっているならばわかるけど、金儲け目的のクセにそれを隠しているのはやっぱりムカつく。

僕も出版社の人間なんで、元々はスキャンダルを報じられた人が傷つくことについてのリアリティがあまりなかったし、「それが商売じゃん」と思っていた時期もある。

文春サイドも、「不倫を悪だとも言わないし、正義を振りかざして断罪する立場ではありません。人間の愚かな部分を面白がっているだけで、それが良い悪いかは判断していません」みたいなことを言ってて、僕自身もその考えを肯定的に捉えていた時もあった。

でも最近、「それって実際は単なる詭弁に過ぎないんじゃないかな」と思うようになってきた。

実際には、文春はいかにSNSでバズらせるかを考えて報じているし、彼らに何かが起きれば続報をすぐに流して再度バズらせて、もう一稼ぎしようとしている。

鳥羽さんは報道が出たあと大変な目に遭っている。毎日記者がうろついているし、いろんな人から誹謗中傷を浴びたりするから、従業員も家族もつらい状況だ。仕事も契約をいきなり切られるし、当然これまでのような生活は自分自身だけじゃなく、関わっている人たちまでもが送れなくなっている。

結局、騒ぎをおさめるためには、鳥羽さんが自分から出てきて話す以外の収拾策はない。結果的に、文春に表に出て話さざるをえない状況を作られているわけなんだ。

それなのに、記者は偉そうに鳥羽さんにインタビューしたあげく、記事の文末を「彼は今、広末涼子に本気(マジ)で向き合ってるのだった」と、うすらサムいギャグで締めていた。あのギャグを見た時に「こいつらは、リアリティがなくやっているんだな」って確信したよ。

それと自分たちのなかにも不倫している人なんていくらでもいるだろうに、鳥羽さんの契約を一方的に打ち切った各企業も改めてムカつく。そんなこと気にし始めたら、「じゃあ、不倫してる農家が作った米は食べないのかよ」と言ってやりたくなる。

俺の好きな女たち

「Sio」はメディアで取り上げられる前から通ってるけど、マジで美味い。唯一の欠点は、鳥羽さんがメチャメチャ話しかけてくることくらい。今は鳥羽さんがいないからチャンスだと思ってここぞとばかりに予約している(笑)。

鳥羽さんって、すごく情熱的な人でちょっと変わったところがある。その面では、広末の現夫のキャンドル・ジュンと双子のようなキャラクターだと思う。

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