まず1つ目は、彼の持っているとんでもない野望を性欲なんていうレベルの低い欲望では上回れないからです。大谷の野望は圧倒的な記録と記憶で野球史に名前を刻むことに間違いありません。その野望という名の欲望の前では性欲なんて霞んでしまうのです。エロに興味なしです。
2つ目は、まさにプレイヤーとしての問題です。大谷にとっては何よりも野球が大切なので、彼は衣食住すべてを野球に捧げています。食事や睡眠は全部、プレイヤーとしてベストパフォーマンスを発揮するためのものなのです。そのためには生活におけるイレギュラーは一切排除しなければなりません。はっきり言ってエロなんていう無駄に体力を使う非日常な行為はNGなのです。エロいことをして体のバランスが崩れて、プレーに悪影響が出ては困るのです。エロに興味なしです。
最後の3つ目は、そもそも大谷翔平に釣り合う女性がこの世界に存在しないことです。とても自己愛と自己評価の高い大谷にとって、人類の異性は全員自分に見合わないと思えてしまうのではないでしょうか。他のプロ野球選手と同じように、女子アナごときに手を出すわけにはいかないのです。なぜなら彼は大谷だから。やはりエロに興味なしです。
以上の3つが大谷がエロに興味がない理由となります。少なくとも野球選手を引退するまでエロいことなんてできそうにありません。まあ性行為みたいな低俗な行為、大谷には必要ないんでしょうけどね。
写真／『Number』1070号（文藝春秋）
初出／実話BUNKAタブー2023年9月号
