警察が爆破予告犯人と思われるＸ（旧Twitter）のアカウント（犯行をほのめかしたりしていたようだ）を調べたところ、その「けんま」に関する投稿を見つけ、投稿の日付を元に防犯カメラの映像を調べることで犯人にたどり着いたという。そんなリスクの高いバカなことをしなければ捕まってなかったと思われる。まあ、一連の犯人の行動は全てバカなことではあるから、いまさら言っても仕方ない。ちなみに犯人のアカウントの存在を警察が知ったのは情報提供によってであり、情報提供者がいなければ警察はまだ犯人を特定できてなかったかもしれない。
20年に逮捕された犯人も、今回逮捕された犯人の1人も国立大学の大学院に通う大学院生であり、両者共に高偏差値の学校に通い校内でも高い評価を受けていた。「そんな若者がなんでまたこんなことで人生棒にふるようなことしたのよ…」と思う人もあるだろうが、専門的な能力の高さと常識的な判断ができる能力は必ずしも比例しないというのはよく知られた事実である。
今回逮捕された大学院生は国立法人主催のプログラムでサイバーセキュリティーを学んでいたのだが、自分がセキュリティーを脅かすようなことをして逮捕されたのでは本当にどうしようもない。20年の犯人もそうだが、自分だったらバレないように上手くやれるというような、変な自信でもあったのだろうか。
