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食通「焼肉って本当にまずい料理」の真実 中編:「素人に焼かせるなよ」「味しないでしょ」

グルメ&ライフ
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その答は、客が肉を焼いたりひっくり返したりする際に、グラスをぶっ倒して割るからです。あと、熱でも割れるからです。おまけに、グラス一面が汚い脂の飛沫だらけになるからです。そうなりゃ、この脂汁シャワーって俺らの服にも降り注いでるのか……と、ドン引き必至です。

焼き場が目の前にあるがゆえの問題点はまだまだあります。

料理には、それを味わうべき最適温度帯とでも言うべきものがあることはわかってもらえるかと思います。その温度は料理のコンセプトによって様々かと思うのですが、では、焼肉の最適温度はいかほどでしょうか。十中八九、舌が焼けるような熱々の肉をタレにチョイと付けてフーフー言って食べる、というのが想定されていると思います。まぁ、目の前に焼き場があるわけですからね。

ですが、そんな熱いもん、味がするわけないじゃないですか。人間の舌は温度に対してそんなに強靭にできてません。肉の味を正しく楽しみたいなら、肉が焼きあがったら皿の上にしばらく放置。温度が下がってから食べる。これが正しいわけです。

「いや、そんなの焼肉っぽくないっていうか、なんか焼肉の意味ないじゃん」と思われるかもしれませんが、その通りですね。焼肉という料理のコンセプトが根本的に間違っているんですから、どうしようもありません。繰り返しになりますが、焼肉は肉を美味しく食べるのに向いてない、最低の料理なのです。こんな料理が街中にあふれる日本って、どうかしているんじゃないでしょうか。

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ちなみに、「はるか昔から肉ばっか食べてきた西洋人だってバーベキュー大好きじゃん」と思った方、バーベキューは焼肉とは違いますよ。バーベキューじゃ焼肉みたいなペラペラクズ肉は焼きませんし、皆が手を伸ばして肉を焼くようなこともありません。ご興味があるようでしたらさっさとググっていただけたらなと思います。

さて、次回は最終回。「そんなこと言われたってさ、俺、肉食いたいよ。どうしたらいいのよ」てな貴方に提言差し上げたく思います。

【前編】食通「焼肉って本当にまずい料理」の真実:「ペラペラ肉食べるとかバカですか?」
【後編】食通「焼肉って本当にまずい料理」の真実 後編:「精肉店か、ちゃんとしたレストランへ行け」

文/御手洗フジヲ

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