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まずいと噂の日高屋においしい商品は実在するのか大調査〜ラーメン編〜

グルメ&ライフ
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人気メニューの「野菜たっぷりタンメン」も微妙。リンガーハットの「野菜たっぷりちゃんぽん」はキャベツ、もやし、たまねぎに加え、エビ、キクラゲ、練り物と豪華な具材で、生姜ドレッシングや柚子ドレッシングで味変も可能。野菜だけずっと食べていたいと思わせてくれます。対して日高屋は、芯が残った大量のキャベツに、もやしが少々。もしかして廃棄予定の野菜? リンガーハットが890円なんで、値段しか評価できるところがありません。

(野菜たっぷりタンメン/570円)人気メニュー。タンメン用の麺に変更されている。スープは薄くて、透明で透けるほど。ただ、卓上胡椒でギリギリカバー可能な範囲。

「とんこつラーメン」は獣臭さがなく、安っぽい一蘭といった感じ。一蘭がチープなのにこれ以上チープにできるのか。絶対豚骨を使ってないだろ。

(とんこつラーメン/480円)袋麺ライクなチープな豚骨だが、他が酷すぎて相対的によく感じる。スープは不自然なほど獣臭さがない。

(秘伝の辛味噌ラーメン/610円)野菜の甘みが全然溶け出していないので、ただ辛いだけ。中本くらいしっかり辛い。なんかもやしが小さくカットされていて、かえって食べにくい。

(ピリ辛とんこつネギラーメン/640円)化学調味料で作られたかのようなコクなし豚骨に、唐辛子のタレを乗せて、完全に一蘭。一蘭の素ラーメンが980円なので頑張ってはいるが。

(五目あんかけラーメン/670円)おそらく中華そばに、カタヤキソバのあんをそのままかけているようだ。当然マッチングは最悪。貧乏学生のアイデア料理じゃないんだから。

(カタヤキソバ/660円)豚肉の切れ端が入っていたが、鍋に前の豚肉がたまたま残っていたのか、意図して入れられていたのかは不明。

(温玉旨辛ラーメン/690円)麻婆あんかけの量が少なすぎて、スープが見えてしまっている。豚のひき肉もメニュー写真と大差で少ない。ケチくさ。

(ネギタワータンメン/710円)ネギを足してタンメンが140円アップ。ネギが麺にまとわりつき食べにくい。シャキシャキ過多で、ネギが邪魔に感じる。

(ネギタワー味噌ラーメン/720円)ネギの苦味が味噌の苦味とあわさって雑味のある味に。ネギにかかっているカエシの醤油タレも味噌に合っていない。

(中華チャーシューメン/690円)中華そばがあまりに味気ないので、酒臭く脂身の多いチャーシューがあってもいいのかも。

(とんこつチャーシューメン/780円)いや、やっぱりこのチャーシューまずいし、いらないわ。豚骨なのに獣臭さや重さがないところが良かったのに、クズ肉のせいで全部パー。

このように、麺類はどれも味が薄く旨味という概念すらなさそうで、14品とも基本的に外れです。それに、丼は大きいけど麺の量が少ないのも苦言を呈したい。ラーメン1杯だけだとお腹いっぱいにならないので、安いけど実はコスパが悪いのでは?

 

文/岡星漫太郎
写真/編集部
初出/『実話BUNA』タブー2024年1月号

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