逆襲のシャア(1988年)
あらすじ:グリプス戦役で消息不明となったシャアが、新生ネオ・ジオンの総帥となって再登場。一年戦争から続くアムロとの因縁に決着がつく。
初の完全新作映画。大人なガンダムといった趣で、童貞を失った(?)アムロやおっぱいに顔を埋めるシャアなど、性の匂いが前面に出ていてキショい。ここでも出てくるよ、ララァが。出たがりめ。この女のことを買いかぶりすぎでは。
まあこれまでの紙芝居レベルのバトルシーンが異様にかっこよくなっているが、ストーリーは陳腐(隕石を敵味方みんなで押し戻すラストには苦笑)。『逆シャア』が最高傑作とか言ってるやつは逆張りに決まってる。庵野秀明を筆頭に。
F91(1991年)
あらすじ:友達以上恋人未満みたいな関係のシーブックとセシリーが、クロスボーンの反乱によって引き裂かれ、シーブックはF91に乗って戦うことに。
ガンダム世界で敵陣営MSの代名詞だったモノアイがなくなり、しょうもないデザインに。映画なんで都合よくサクサク話が進むんですが、一番納得いかないのは、セシリー。クロスボーンに捕まってベラ・ロナとして生きていくと決意したと思ったら、戦闘で主人公シーブックに会ってあっさり翻意。もっと敵味方に分かれてたほうがロミオとジュリエット的に盛り上がったでしょ。MSの性能は日進月歩してるのに、この時代にまだジェガン使ってるのも謎。
0083 ジオンの残光(1993年)
あらすじ:一年戦争終結から3年後の宇宙世紀0083年、ジオン残党軍のガトーが、連邦軍のガンダム2号機を強奪し、ウラキ少尉がこれを追う。
OVA(セルビデオ向けのアニメ)の『0083』の総集編映画。いかにも平成初期のOVAって感じの気色悪いリアルな絵柄で、一部のオタクからしか好かれなさそう。
ヒロインであるニナがアムロっぽい主人公のウラキと恋仲になるが、最終的に敵側でありかつての恋人でもあるガトーの元に戻る胸糞展開は、ガンオタにすら理解されていない。DVされても結局その彼氏の元に戻るメンヘラ女みたい。ストーリーに関係ない内部のいじめも盛り込んでるのが、90年代っぽい。