大分県大分市 五條堀美咲さん失踪事件
SNS社会ならではの失踪事件と言えるのが、大分市在住の五條堀美咲さん(24歳)の件だろう。
無断欠勤を不審に思った同僚が自宅を訪問すると、施錠されており荒らされた様子もなかったが、美咲さんの姿だけがなかった。失踪後、突然ラインに既読がついたり、失踪前日インスタに年下彼氏というハッシュタグをつけて、友人も知らない男の画像を投稿していた。
SNSの動きが解決の糸口となるか。2016年9月26日の出来事。
三重県四日市市 加茂前ゆきちゃん失踪事件
日本一有名な神隠し事件。
1991年3月15日、三重県四日市市で当時小2の加茂前ゆきちゃんが学校からの帰宅後に自宅内で消えた。ゆきちゃんが普段使う自転車は残されたままで、冬なのに普段着ているジャンパーも残ったままであった。さらに「学校のジャングルジムにいた」「駅にいた」などバラバラな位置での目撃情報が多数あった。
この事件をさらに不可解にさせるのが、事件発生から3年後に届いた謎の怪文書。カタカナや漢字、ひらがなが入り交じり、「ミユキ カアイソウ」、「トミダノ股割レが犯人」などと書かれていた。悪戯にしては手が込んでいる。
2003年「犯人の髪型はパンチパーマだ」と主張する謎の電話がかかってくる。警察が不審者情報から追っているのはパンチパーマの男だった。この一致は一体?
香川県坂出市タケノコ掘り 大西有紀ちゃん失踪事件
2005年4月29日、香川県坂出市の竹林でタケノコ堀りのイベントに参加していた大西有紀ちゃん(5歳)の足取りがわからなくなった。最後の目撃情報は、タケノコを探していた有紀ちゃんと会話をした女子中学生。失踪発覚後、のべ3000人を動員し近くの池の水をすべて抜くなど、大規模な捜査が行なわれたが、遺留品も一切見つかっていない。
有紀ちゃんの持っていた水筒の匂いを頼りに警察犬4匹が行方を追うと、すべての犬がある場所でピタリと足を止めて動かなくなった。まるで、その場で突然有紀ちゃんが神隠しにあったかのように……。
遺留品どころか匂いまで消えてしまった有紀ちゃんを追う手がかりはあるのだろうか。
文/岡星漫太郎