流行語大賞にもノミネートされたクマ(OSO18)。これだけ連日クマが危険と報道されているのに、無抵抗で襲われる田舎者はさすがに擁護できない。クマの習性を知っていれば、自衛は十分可能なのだ。
クマの凶暴化は2〜3年周期と決まっている
クマによる人的被害が止まらない。
12月16日、石川県白山市で男女3人がクマに襲われ怪我をする事件が発生。クマは白山市安養寺町の住宅地に出没したという。今年は10月の段階で、18都道府県172人の被害が出ており、過去最悪を記録。目撃件数に至っては700件を超えている。
今年の異例な暖冬でクマの冬眠入りが遅くなる可能性や、そもそも冬眠しないケースもあると専門家は警鐘を鳴らしている。まだまだクマの被害は続きそうな情勢だ。
しかし、1つ指摘しないといけないことがある。
連日クマの恐ろしいニュースが流れ、たくさんの注意喚起がなされているのに、それでもクマに襲われる人がなんと多いことか。さすがにここまで報道されていながらクマに襲われるのは、自業自得なのではないだろうか?
実は、クマの人的被害は予測可能だ。
あまり知られていないが、クマは2~3年周期で凶暴化する習性がある。ブナなどのクマのエサが2~3年周期で凶作となるためだ。
最近のクマによる被害件数を見てみよう。
2019年140件
2020年143件
2021年80件
2022年71件
である。2021年と2022年のクマ被害が少なかったことから、今年はクマが凶暴化することは十分予測できるはず。
こうしたクマのデータや習性を、長年田舎に暮らしていながら知りませんでは困るのである。