PR
PR

阿部詩選手の号泣に心から同情:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載528

連載
連載
PR
PR

ちなみに、これまでのパリ五輪に関するさまざまな報道の中で気になったのが、柔道女子52キロ級の阿部詩選手が2回戦で敗退し、試合後に号泣したという件。阿部詩選手を批判する声も上がっているみたいだけど、アタシは彼女に心から同情するわ。兄妹揃って東京五輪の金メダリストということで、連覇を望む周囲(というか、国民?)からの期待やプレッシャーはすさまじかっただろうし、この日に向けて血のにじむような練習を重ねてきたんだろうし、そりゃ五輪の大舞台で、2回戦目で負けたら悔しいわよ。アタシだって同じ状況だったら号泣するはず。もちろん、感情をコントロールできれば、それに越したことはないけど、人間だもの。どうにもならないことはあるわよ。

PR

それから、スケートボードにおける日本人選手の強さにもあらためてびっくり。技術の高さはもちろん、欧米選手に比べて小柄なこと、競技としてまだ新しく、余計な雑音とかしがらみがないこととかも、もしかしてプラスに働いているのかしら。あとは今後、「アジア系の選手が不利になるようなルール変更」が行われないことを願うばかり。あいつら(誰?)、しばしばロクでもないことしやがるから……。

なお、今回の五輪で、アタシ的にもっとも気になっているのが、ブレイキン。推しのSHIGEKIXこと半井重幸選手の演技だけは観るつもりでいるわ!

 

写真/JOC日本オリンピック委員会公式HPより
<水曜日掲載>

PROFILE:
エスムラルダ(えすむらるだ)
1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

 

 

 

 

↓連載記事はこちらから↓

タイトルとURLをコピーしました