豪さんの場合は、文春砲ではなくパートナーからの暴露という形だった。僕自身は、豪さんがこちらの世界に来たことを歓迎したい。
スキャンダルの発覚に怯えながら暮らす窮屈な世界ではなく、今後は自由なこちら側の世界で、自分のやりたいことを突き進めればいいんじゃないかな。
それに最近のトレンドを見ると、徹底的にバッシングされた過去があり、パブリック・イメージが良くない人たちのほうが無双しているようにも見える。
立花孝志さん、ドナルド・トランプ、そのトランプ政権で閣僚入りが噂されているイーロン・マスク(テスラCEO)だってそうだろう。彼らのことを人格者として見ている人は誰一人としていないが、ある種の無敵の存在にはなりつつある。
初出/実話BUNKAタブー2025年2月号
PROFILE:
箕輪厚介(みのわ・こうすけ)
1985年東京都生まれ、早稲田大学卒。2010年双葉社に入社。広告営業などに携わった後、編集部へ。『たった一人の熱狂』見城徹/『逆転の仕事論』堀江貴文などを手がける。2015年幻冬舎に入社、書籍レーベル「NewsPicksBook」を立ち上げ、編集長に就任。『多動力』堀江貴文、『日本再興戦略』落合陽一、2019年に一番売れたビジネス書『メモの魔力』前田裕二など次々とベストセラーを手がける。自著『死ぬこと以外かすり傷』は14万部を突破。クラウドファンディングにて1000万円を集め、雑誌『サウナランド』創刊。様々なブランドとコラボレーションをおこなったり、各地でサウナランドフェスを開催。2021年のSaunner of the Yearを受賞。