MCの村井弦さんは、僕と同年代で、この業界で働きはじめた時期も近いということもあって、非常に話しやすかった。
内容的には、普段から話している文春の問題点などについて語った感じだけれど、すごく自由に話をさせてもらった。
おそらく文藝春秋サイドも、批判的な僕を出演させることで、ある種のメディアとしての度量を示そうとしているのかもしれない。
ああいう場所では感情的に話をすると、こちらが負けてしまうから、その点に注意しながら、冷静に、和やかな雰囲気を保ちながら、話ができたんじゃないかと思っている。
中孝介のゲイ行為
フジテレビの『ノンフィクション』のテーマソング『サンサーラ』を歌っている中孝介さんが、サウナで他のお客さんに対して、性的な行為に及ぼうとしたあげくに、逮捕されてしまったようだ。
ハッテン場は公衆浴場でゲイ同士が性行為をする場として知られている。当然ノンケが知らずに入ることだってあるので、その点ではたちが悪い。ゲイ専用だって区分けができれば問題ないんだけど、ハプニングバーのように風営法が絡んできて面倒なことになるので、今のスタイルが続いているわけだ。
そういった性的な目的のゲイは、ハッテン場以外のサウナにも現れる。僕もサウナ自体は好きなので、頻繁に足を運ぶけれど、「もしかしたら、その手の男性かな…」と思われるような人から、やたらとジロジロと股間を見られる場面に遭遇することもある。
もし触られでもしたら、迷わずぶん殴るけれど、視線を向けられるだけだと、ただただ困惑するし、そのケのない自分としては気分が良くない。
「綺麗な女性がいたら、つい見ちゃうよな」と言っている無神経な男がよくいるが、一度でも性的な関心を向けられてみたら、女性がなぜ男の視線が嫌なのかが、わかるんじゃないかな。
画像/2023年5月17日・ワコール新CM取材会
初出/実話BUNKAタブー2025年6月号
PROFILE:
箕輪厚介(みのわ・こうすけ)
1985年東京都生まれ、早稲田大学卒。2010年双葉社に入社。広告営業などに携わった後、編集部へ。『たった一人の熱狂』見城徹/『逆転の仕事論』堀江貴文などを手がける。2015年幻冬舎に入社、書籍レーベル「NewsPicksBook」を立ち上げ、編集長に就任。『多動力』堀江貴文、『日本再興戦略』落合陽一、2019年に一番売れたビジネス書『メモの魔力』前田裕二など次々とベストセラーを手がける。自著『死ぬこと以外かすり傷』は14万部を突破。クラウドファンディングにて1000万円を集め、雑誌『サウナランド』創刊。様々なブランドとコラボレーションをおこなったり、各地でサウナランドフェスを開催。2021年のSaunner of the Yearを受賞。