タイムリーな時期に公開されたこともあって、相当な再生数になっているようだけれど、フジテレビの女子アナ時代のことや、いわゆるテレビ業界の「やりがい搾取」の構造、1カ月の電気代1980円という超節約生活など、彼女の私生活も含めて色々聞き出している。
行ってすぐスタジオに入って、収録して、すぐにバイバイしたから、放送の部分以外での渡邊さんとの絡みはほとんどなかった。渡邊さん自身はすごく聡明かつ頭の回転が良いかたで、今後もますます活躍していくのは間違いない。
箕輪家大繁盛
僕の経営しているラーメン店「箕輪家」が最近、口さがないラーメンオタクからも評判のようだ。ラーメン食べ歩きの渡辺寿庵さん、しずるの村上純さん、掟ポルシェ。さんなど。なんか塩豚骨がとても好調みたい。むかんさんの塩ダレを使ったら味に変化がでて、それからだよね。全ラーメンのベースはそれだから、メインメニューの家系も味が変わってるよ。前は王道の家系の味だったけど、今は箕輪家にしか出せない味になっている。
もともと僕は武蔵家が好きだったんだけど、確実に味のうまさは超えてるね。前久々に武蔵家で食べたら、チェーン店みたいな味になってたんだよな。セントラルキッチン型の家系も多くなったけど、やっぱり家系は本格的なスープを店で炊かないと、絶対に美味しくならない。2022年に中野に箕輪家をオープンして以来、何よりもスープにこだわり続けてきて、試行錯誤を重ねた甲斐があったというものである。
店主の丸山紘平はもともと僕の鞄持ち。高田馬場の博多ラーメンでぶちゃんで修行して、その後、吉村家直系だったこととして知られる王道家の清水社長のもとで、さらにはむかんでも修行し、それら各店のエッセンスを参考にして、現在の味にようやくたどり着いたのだ。
ラーメンオタクたちのことは、けっして好きじゃないけれど、味の評判が高まりつつあるのは正直うれしい。
あと個人的に好きだった家系は、まこと家。総本山の吉村家はそこまでじゃない。友達が行くなら一緒に並ぶくらいで、1人では行かないかな。家系に限らず本当の本家って、意外とシンプル。僕はラーメンオタクではないから、もうちょっとわかりやすく尖って個性的なほうが好きなのかもしれない。
文春突撃
3月には、僕の仇敵とも言える「文藝春秋PLUS」の公式You Tubeチャンネルに出演して、『週刊文春』とジャーナリズムの関係性や、僕がサラリーマン編集者でいる理由などについて語ってきた。